えいてぃーん。 ページ18
「懐かしすぎるわ〜〜。まだ出会った頃、もう少し身長小さくて顎に傷なかったもんね」
臣「まぁ。あの時、さ。俺じゃなくて那智が助かったら良かったのにな」
「は？マジで言ってんのお前。ふざけんなよ？私がこうして今ちゃんと学校に通えてるのも、ちゃんと生きてるのも！全部お前のおかげなんだよ！確かに那智那智さんにも色々助けてもらったこともあるけど、それ以上に臣に助けてもらった！あの時、臣が止めてくれなかったら私は今頃前科者扱いで前よりグレて人を殺めてるかもしれない！臣は私の恩人なの！こんなこと言っちゃいけないけど。私は那智さんが、犠牲になったって聞いた時、臣じゃなくてよかった。って酷く安心した。それに、もし臣じゃなくて那智さんが助かってたら。この劇団は団員不足で公演できず潰れてたかもしれない。太一だって、GOD座との事で臣に助けてもらったって万里から聞いてる。臣がいなかったら…今のみんなはない。それ以外にも！そう思ってる人がいるかも知れない。だから、そんなこと考えちゃダメ」
臣「…A。ありがとな」
ぎゅっ。
「臣…。ふふっ、今回は特別にハグ許してあげる。流石に沢山は万里に怒られちゃうから」
臣「妹みたいな存在だと思ってたAがこんなに逞しくなるとはなぁ。お兄ちゃん、嬉しいよ」
「もう。少しは強がらずに泣いちゃえばいいのに」
臣「…今はまだ大丈夫、こうやって抱きしめてもらってるだけで。もし泣きそうになったら、爆発しそうになったらAを一番に呼ぶから。だから来てくれるか？」
「うん、もちろん。臣は恩人でありお兄ちゃんみたいな存在だからね。万里とs◯xしてたとしてもダッシュで行くよ」
臣「こらこら、女の子がそんな言葉言わないの。あ、そういえばもうすぐ
「うん、私たちの中であいつが一番那智さんに懐いてたからね。てか今年まだ那智さんのお墓行けてないや」
悠とは、私たちの仲間。
那智さんが大好きで、弔いの闘いの後、この世を…。
『那智についていく』
っていう手紙を残して。
まぁ付き合ってたしね、あの2人。
みんなはあまり知らないだろうけど。
本当に愛し合ってた、2人は。
何か喧嘩ある毎に2人とも私に相談してきて結局喧嘩して数時間で仲直りしてたし。
あ〜、ほんとに懐かしい。
☆☆☆
めっちゃ長い長文ごめんなさい！！！
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作者名：奈琉 | 作成日時：2017年12月3日 5時
