stray sheep 2 (ページ39)

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『うっぷ・・・』

M「あはははははwww」

高速で移動する大きな箱に乗って移動する。

めっちゃ酔う。

なにこれ。

Y「ｼﾞｼﾞｼﾞｯ、やー、聞こえるか？」

『うっぷ』

Y「声聞いた途端嗚咽とはいい度胸してるな」

S「やー、聞こえるよY。」

Y「順路に兵隊がまた湧いてたから

新しく目的地までの順路を送った。

今日のパーティ、もう目をつけられてるかもしれないな。」

冷静なYさんの声が、直接頭に話しかけてくるみたいに頭に響く。

これもSさんとの訓練中に聞いた話だけど、

サプという種族は非常に知能が高く

機械を操作したり、製造したりするのが得意だそう。

おそらくこの移動する箱もこの耳につけた小さな機械も、

NさんかYさんのどっちかが作ったんだろう。

Sさんは普段これに乗って仕事に行くと言うから狂気を感じる。

H「もう少しの辛抱だからwww」

M「僕の膝の上に横になるー？」

『・・・いい。』

ガラス窓に寄りかかりながら、

ただひたすらに早く目的地につくことを願った。