ONE PIECE ＿延命＿ (ページ10)

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延命治療 _８_ ページ10

ｺﾞﾎﾟ……

そんな音が聞こえた気がした｡

｢んぅ……｡｣

目が覚めるとそこは海｡

何故か私はいつもここからやり直すのだ｡

そして､いつも小さな少女として｡

｢さてと､エース探しますか…｡｣

記憶があるとはなんと素晴らしいのだ｡

彼と会えた場所に足を向けながら考える｡

是非次からも記憶を残したままやり直したい｡

…やり直す力については､よくわからない｡

気付いたら当たり前の様にそこにあったもの､

そんな表現が最適かもしれないと思う｡

｢とーちゃく!コルボ山!｣

何回目の時に来たかは忘れたが､

懐かしい山並みを眺める｡

と､小さく家屋と目付きの鋭い少年が見えた｡

｢エース……?｣

不思議な感じを受けながらも､

昔の彼なんだと思うと微笑みが溢れる｡

これからの事に困り､近くの少年に話しかける｡

｢ねぇ､ここのお家の方って…｡｣

｢お前誰だ??｣

明るい雰囲気､トレードマークの麦わら帽｡

麦わら海賊団船長､ルフィ君だとわかる｡

｢えっと……A｡｣

｢Aかァ､ダダンなら中だぞ!｣

こんな不用心で良いのかな?

手を引かれるまま家屋に踏み入れた｡＿＿

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かれの過去

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