番外編・クリスマスの日には ページ21
｢なーなー!今日ってクリスマスらしいぞ!｣
ルフィ君の言葉にあぁ､そういえばと思う｡
プレゼントでも欲しいんだろうか｡
｢クリスマスってご馳走がでるんだろ!?｣
『あ〜､そっちね｡』
まぁ彼らしいと言えば彼らしい｡
家にも飾り付けなどが施されており､
流石に作んなきゃ駄目か…と
買い出しに出掛けた｡
→→→→→→→→村にて
買い出しを終え､ぶらぶらしてると
優しげなお婆さんに声をかけられる｡
｢お嬢ちゃん､折角のクリスマスだからね｡
お婆ちゃんからお小遣いだよ｡｣
申し訳ないので断ろうとすると､
｢お嬢ちゃんがプレゼントを渡したい
誰かの為に使っとくれ｡｣
と言われた｡
『プレゼントを渡したい人…｡』
不意にあの三人､ダダンさん､山賊の皆を
思い浮かべる｡
『…お婆さん､ありがとうございます｡』
｢礼なんていいさ｡｣
それからプレゼントを見てまわり､
家に帰って料理を作り終えて運びに行く｡
『できましたよ〜｡』
部屋を見ると皆がこっちを見て微笑み､
エースがプレゼントらしき物を持っている｡
｢｢｢｢｢｢…メリークリスマス､A!｣｣｣｣｣｣
プレゼントの中には可愛らしいワンピース｡
｢ま､あたし達からの日々のお礼だ｡
クリスマスくらい､小綺麗な格好したらいい｡｣
そうそっけなく言ってくれるダダンさんに
目の前が滲む｡
『ありがとうございますっ!』
その後プレゼントを渡し､
皆でご馳走がをいただいた｡
→→→→→→→→夜
｢…なぁ､A｡｣
エースに話しかけられた｡
『何??』
｢あの…さ､これ!｣
渡されたのは小さな箱｡
開けると､赤い宝石のついたネックレス｡
『わぁ……!』
｢女って､こういうのが嬉しいんだろ…?｣
照れくさげに言うエースに笑みが溢れる｡
『…ありがとう､エース｡』
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
彼の色
.
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作者名：こん | 作成日時：2018年12月3日 18時
