seventy seven ページ29
まぶたをゆっくり開けると白い天井が眩しくて目を細める
一瞬、ここがどこで自分に何が起こったのか分からなくてぼーっとする。
左手の温もりと廊下から聞こえるスタッフさん達の慌てた声に
あー僕、やってしまったんだと気づくのにそう時間は掛からなかった。
左手の温もりの主を確かめるために視線を向けると、僕の手を握りながらベット脇に俯いて眠るスンヨンがいた。
『スンヨナ』
僕の声にバッ！！っとすごいスピードで飛び上がって僕を見るスンヨン。
「ヒョン！！！...良かった」
スンヨンの口が開いたと同時に抱きしめられる
「もっと俺らの事頼ってよ...」
『...ごめんね』
真面目な表情をするスンヨンに慣れていなくて少しぎこちなく頭を撫でる
抱きしめるだけ抱きしめたのか僕から離れたスンヨンはいつもの調子に戻っていて
「全員で来るわけには行かないから交代で来てたんだけど、俺の時に目覚めるとか運命だよね〜？」
『ふふ、そうだね。
あっ、、結果発表！！！』
「チーム１位はユガリでイポイポは３位。ヒョンが練習生では投票数１位だった！さすが俺のヒョンだね♡」
『そっか...終わっちゃったか』
「ヒョン、あんまり自分を責めないで」
『...ありがとう。スンヨナ』
「そんなに見つめられたら照れちゃう♡」
『スンヨンって真面目な事言えるんだなと思って』
ヒョンひどい！としくしく自分で効果音をつけて泣き真似をするスンヨンを茶化して遊んでいると廊下から足音が聞こえた気がした。なんか嫌な予感。
「「「「「Aヒョン！！！！」」」」」
「ヒョン、心配したよㅠㅠ」
「もう大丈夫なの！？痛いところは！？」
バタン！と大きな音をたてて扉が開くと同時にどこから聞きつけたのかみんなが現れて一斉に抱きしめられる
『みんな心配かけてごめんね、もう大丈夫だから』
安心したみんなの表情に僕は愛されているんだと感じて幸せな気持ちになった。
(ドンヒョナ、スンヨン潰れてる)
(あ、スンヨンヒョン見えませんでした)
(おい！！)
(皆んな苦しいからもう離れて)
(((嫌だ！！)))
.
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あーこっと(プロフ) - 更新嬉しいです〜！お疲れ様です。 (2021年6月4日 12時) (
レス) id: e818b1d850 (このIDを非表示/違反報告)
彩都(プロフ) - 更新お疲れ様です！ありがとうございます！！ (2021年5月26日 6時) (レス) id: 16d9298981 (このIDを非表示/違反報告)
彩都(プロフ) - 更新お疲れ様です！ふと、現実に主人公のような練習生がいたら絶対1pickだろうなと思いました（笑）次回も楽しみにしています！ (2020年8月17日 11時) (レス) id: 16d9298981 (このIDを非表示/違反報告)
彩都(プロフ) - 更新お疲れ様です！side storyもmainも毎回面白くて何回も読み返してしまいます！主人公にアンチのいないコメント欄いいですね！（笑）次回も楽しみにしています！ (2020年7月30日 5時) (レス) id: 16d9298981 (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - 更新ありがとうございます！小説の中だけでもX1のメンバーに会えて嬉しいです。お話しの続きも楽しみにしています(^^) (2020年7月29日 18時) (レス) id: 70fff2cd4d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nannanan | 作成日時：2019年12月6日 3時
