かたつむり。So.M

28 Fuma ページ28

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あれからAから連絡がくるはずもなく、


校外学習の後はちょうど連休で


学校へ行くまで日があいた。









そして連休明け。









「風磨君、ちょっといいかな。」









連休中に少し髪を切ったAは何故か吹っ切れたような顔で俺に話しかけてきた。









【…何。】








素直になれない俺は結局またぶっきらぼうになってしまう。






それでもAは顔色１つ変えず俺に話し始めた。









「私、風磨君を傷つけてるなんてそんな自覚なくて


でも風磨君が傷ついたのは事実だから


ちゃんと謝らせて下さい。


ごめんね。」









そんなの謝られたら何か俺ダセェじゃん。笑





急に馬鹿らしくなってきた。









【俺こそ急にあんな事言ってごめん。


もう気にすんなよ？な？


前みたいに2人でバカやろーぜ。笑】









それが俺に精一杯出来る事だって思ったから


俺はAの恋の応援に徹する事にした。









「ありがとう！」









そう言ったAの笑顔はすげぇ眩しかった。









【お前も素直になったら？









松島。】








俺の代わりに幸せにしてやれよ。



その思いも込めて俺はそう言った。





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