かたつむり。So.M

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私と松島君が出会ったのは入学式の日。









「えっ、ない！どこいっちゃったの…」







入学式なのにあわや遅刻しそうで、


急いで廊下を走ってたら


私の幼馴染でありお兄ちゃん的存在


けんちゃんこと中島健人君に貰ったお守りの


かたつむりのキーホルダーがなくなってた。









あー、もうどうしよう…


大切な物なのに…はあ…ついてないなあ…






どこを探しても見つからないし

諦めようとしていたその時






『あ！かたつむりの子だ！！！！！！』







私の事を指差して訳のわからない事を言っている人がいた。





そう、それが松島君。







『あの、同じクラスの子だよね？

俺、松島聡！よろしくね！かたつむりちゃん！』





「あ、あの…私西野Aって言います…

かたつむりじゃないです、人違いだと思うんですけど…」







風 [おい、松島ァ〜初日からやらかすなよ〜笑]









な、なんなのこの人達…変なの…




それが最初の印象。







でも、この時から松島君の事が気になってたんだ。





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