季節外れ2 ページ28
side二郎
今日は偶然みんながみんな休みの日だった。
だからゆっくりしようかと思ったけど…普段の癖でいつもと同じ時間に起きてしまった。
部屋にいたところで特にすることもないので、リビングに行こうと自分の部屋をでた。
すると隣の部屋から何かが落ちるような…なんとも不自然な音が聞こえた。
俺の部屋のお隣さんは三郎だ。
…どうせまた部屋が散らかっててなんか倒れたんだろうな。
人のことを棚に上げつつもそう思った。
一応様子を見ておこうと思って三郎の部屋のドアをノックした。
「三郎ー？どしたー？」
…返事はなかった。
もう下に行ったのかと思ってリビングに行ってみたんだけど…
「あ、おはよじろにぃ」
でもリビングにいるのはご飯を作っている末っ子だけで……
「……あれ？他の人は？」
「まだ起きてきてないよ？じろにぃが一番早いからね笑笑」
……嫌な予感がした。
根拠はない。でも直感でヤバイって思った。
俺は階段を駆け上がり、三郎の部屋のドアを開けた。
そしてそこには
顔を真っ赤にして苦しそうに息をしながら倒れている三郎がいた。
「っ…三郎！？おいっ！三郎！！」
「…ぅ……じろ…ちゃん？……ゲホッ！」
「お前その顔どうしたんだよ…！？」
目の前にある三郎の顔は見たことがないくらい真っ赤になっていて…
物凄く怖くなった。
普通に考えれば熱なんだって分かるのかもしれないけど…
俺にはそんな判断は出来なくて…
三郎が居なくなってしまうんじゃないか…
………母さんみたいに。
……そう思った。
そのまま何もできずに震えていると、異変に気がついた五郎が部屋に来た。
五郎も三郎の顔色を見ると驚いていたが、すぐに救急車を呼んでくれて三郎は運ばれていった。
俺は三郎が重い病気で無いことを祈ると同時に
自分の無力さを再び思い知った。
……昔のように。
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優子 - 読みました。続きが気になります。 (2015年11月23日 14時) (
レス) id: 059e629431 (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - アオゾラさん» コメありがとうございます。読んでくださっててありがとうございます。高校生活楽しみます！絶対帰ってくるので少しの間お待ちいただけると嬉しいです。笑笑 (2015年5月2日 17時) (レス) id: ed96da42f6 (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - あかっちさん» コメありがとうございます。楽しみにしてくださる方々のためにも頑張って行きたいです！馴れ馴れしいなんてことありません。とても嬉しいです！ありがとうございます。(｡-_-｡) (2015年5月2日 17時) (レス) id: ed96da42f6 (このIDを非表示/違反報告)
アオゾラ(プロフ) - 初めまして、アオゾラと申します。いつも楽しく拝見させて頂いております。今しか出来ない高校生活楽しんで下さいね。いつまでも待っています。 (2015年4月29日 19時) (レス) id: d7c302b966 (このIDを非表示/違反報告)
あかっち(プロフ) - はじめまして。いつも読ませてもらってます。でも、ナツさんの考えに私は賛成してます。応援しながら。楽しみにしながら。待ってます。はじめてなのに、なれなれしくてすみませんっ(^^; (2015年4月29日 14時) (レス) id: ed39a4acca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：バナナツ | 作成日時：2015年3月7日 20時
