頭脳5 ページ19
side四郎
家に帰ったら、やけに静かな家に違和感を覚えた。
今日は確か、全員家にいるはずだ。
…それにしては、テレビの音も、話し声もしない。
俺もごろくんも、何かを感じ取った。
ふと、リビングに行ってみると、そこには
「ごめん……ごめんっ………」
泣きながら何かに謝っている、1つ年上の兄がいた。
「ちょっと！さぶにぃどうしたの！？」
ごろくんがどんなに話しかけても、ごめんの一点張りでそれ以外口を開かない。
俺もごろくんも困り果てていたその時
ふと、三郎さんが読んだ名前が…
「ごめん……じろちゃんっ………」
紛れもない、兄の名前だった。
「…三郎さん、落ち着いて下さい。
…二郎さんと何かあったんですか？」
「しろちゃんっ…ごろちゃんっ…」
…やっと呼びかけに気づいてくれた三郎さんは、今までのことを話してくれた。
正直泣きながらだったから聞き取りにくかったけど…大体の内容は把握できた。
…つまり、勉強に躓いてた時に丁度いた二郎さんにやつあたりしたってとこですかね？
…まぁ、三郎さんにしては珍しいから二郎さんも驚いたんでしょうね…
「それで、一郎さんさんは二郎さんの所に行ったって訳ですか…」
どうりで家に人気がなかったはずだ…
そんなことを思っていると、目の前のさぶさんが震える声で呟くように言った。
「どうしよう…じろちゃん達に嫌われたら…俺っ……」
…いくらなんでも、それは無いでしょう
あんなに弟大好きなじろさんなんですから…あの人に限ってさぶさんのこと嫌いになるなんてあるわけ無いじゃないですか。
そう言って場を和ませようとしたその時、ごろくんが言った。
「さぶにぃ…わかるよ、その気持ち。」
「…え…？」
「ちょ、ごろくんそれどう言う…？」
「俺も……じろにぃにおんなじ事言ったことあるんだ。」
そう言うとごろくんは、その時の事を話し始めた。
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優子 - 読みました。続きが気になります。 (2015年11月23日 14時) (
レス) id: 059e629431 (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - アオゾラさん» コメありがとうございます。読んでくださっててありがとうございます。高校生活楽しみます！絶対帰ってくるので少しの間お待ちいただけると嬉しいです。笑笑 (2015年5月2日 17時) (レス) id: ed96da42f6 (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - あかっちさん» コメありがとうございます。楽しみにしてくださる方々のためにも頑張って行きたいです！馴れ馴れしいなんてことありません。とても嬉しいです！ありがとうございます。(｡-_-｡) (2015年5月2日 17時) (レス) id: ed96da42f6 (このIDを非表示/違反報告)
アオゾラ(プロフ) - 初めまして、アオゾラと申します。いつも楽しく拝見させて頂いております。今しか出来ない高校生活楽しんで下さいね。いつまでも待っています。 (2015年4月29日 19時) (レス) id: d7c302b966 (このIDを非表示/違反報告)
あかっち(プロフ) - はじめまして。いつも読ませてもらってます。でも、ナツさんの考えに私は賛成してます。応援しながら。楽しみにしながら。待ってます。はじめてなのに、なれなれしくてすみませんっ(^^; (2015年4月29日 14時) (レス) id: ed39a4acca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：バナナツ | 作成日時：2015年3月7日 20時
