頭脳2 ページ16
side二郎
「「良いよな、舞賀は頭良いから」」
「「皆が皆お前みたいに天才じゃ無いんだよ」」
「「俺とお前じゃ頭の中身が違うんだよ」」
「「お前は仕事できるからいいよな、皆に好かれて頼られて」」
「じろちゃんは頭良いから俺のことなんて分からないんだよ！！！！」
「………え………？］
目の前が真っ暗になった。
「お前は頭がいいから」
今まで散々言われてきた言葉
おれがこの世で一番嫌いな言葉
おれがこの世で一番聞きたくない言葉
それを今、目の前で、家族に言われた
「っ……ごめんっ……」
ハッとして謝ってくる三郎の声はもうおれの耳には入ってこなくて…
「お前も……そう言うんだな……」
そう言って俺は、その場から立ち去りたくて外へと飛び出した
リビングの扉を開けた時、丁度いちくんが居たけど構うことなく、走り抜けた。
「はぁっ…はぁっ……」
何やってんだ俺…こんな事したら三郎が責任かんじちゃうじゃんかよ…
別に…今日初めて言われたわけでもないのに…
あぁ、そう言えばさっきいちくんとすれ違ったな…
俺等の会話聞いてたのかな…
なんだかもう、全てがどうでも良くなって
近所の公園のベンチに座った。
今日は気温が低いからか、遊んでいる子供もいない。
俺はというと、シャツに薄いパーカー一枚って
言う軽装で…
「…………さっむ」
そんな寒さまでもが嫌で嫌で仕方がなかった。
でももう、今の俺は何も考えたくはなかった。
ただただ、一人で居たかった。
久々に見上げた空は、薄暗く曇っていた。
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優子 - 読みました。続きが気になります。 (2015年11月23日 14時) (
レス) id: 059e629431 (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - アオゾラさん» コメありがとうございます。読んでくださっててありがとうございます。高校生活楽しみます！絶対帰ってくるので少しの間お待ちいただけると嬉しいです。笑笑 (2015年5月2日 17時) (レス) id: ed96da42f6 (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - あかっちさん» コメありがとうございます。楽しみにしてくださる方々のためにも頑張って行きたいです！馴れ馴れしいなんてことありません。とても嬉しいです！ありがとうございます。(｡-_-｡) (2015年5月2日 17時) (レス) id: ed96da42f6 (このIDを非表示/違反報告)
アオゾラ(プロフ) - 初めまして、アオゾラと申します。いつも楽しく拝見させて頂いております。今しか出来ない高校生活楽しんで下さいね。いつまでも待っています。 (2015年4月29日 19時) (レス) id: d7c302b966 (このIDを非表示/違反報告)
あかっち(プロフ) - はじめまして。いつも読ませてもらってます。でも、ナツさんの考えに私は賛成してます。応援しながら。楽しみにしながら。待ってます。はじめてなのに、なれなれしくてすみませんっ(^^; (2015年4月29日 14時) (レス) id: ed39a4acca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：バナナツ | 作成日時：2015年3月7日 20時
