風邪 ページ11
『ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ』
風邪を引いてしまった。
喉は痛いし、鼻水は止まらないし、暑くてボーッとする。
その上風邪を引いてから、いつもはアッシュと一緒に寝ているベッドに、一人で寝かされている。
アッシュにベッドを使えと頑なに言われて、拒めなかった。
でも実際、他に寝る所はリビングのソファくらいしか無く、そんな所に寝てもアッシュに移してしまうだけなので、結局のところ選択肢はここしか無かった。
『はぁ、あつ…』
ｺﾝｺﾝ
アッシュ「入るぞ」
ｶﾞﾁｬ
アッシュ「起きてるか？」
『ｺﾞﾎｯ…起きてる』
布団から顔を出すと、トレイに色々乗せているアッシュと目が合った。
アッシュ「体調はどうだ？」
『暑い…』
アッシュ「今頭の変えてやる、待ってろ」
アッシュがトレイをベッドの脇の小机に置いて、私の熱でもうぬるくなってしまっているタオルを取る。
そのまま熱を測るように、額に手を当てられる。
『アッシュの手、冷たくて気持ちいい…』
アッシュ「あぁ、さっき水使ったからだな」
アッシュの手が首に移動する。
私はその手を掴んで、つい首の間に挟んでしまった。
『気持ちいい…』
アッシュ「なっ…ったく、それじゃタオル変えられないだろ」
『ごめん…』
掴んでいた手を離すと、アッシュはタオルを冷水に浸け、額に乗っけてくれる。
そして再度、首筋に手を当て、今度はなぞられる。
『んっ…』
アッシュ「ﾌｯエロい声だな？」
『うるさい…』
額のタオルが落ちないように、アッシュと反対の方を向く。
でも、後頭部を優しく撫でられ、髪を手で梳かれる。
『…』
アッシュ「そういや、腹は減ってないか？大したものは作れねぇけど」
『ｺﾞﾎｯ…お腹空いてる』
アッシュ「じゃ、今から」
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
アッシュ「…誰だ、こんな時に」
『ショーターとかじゃない？ｺﾞﾎｯ…私は良いから、見てきなよ』
アッシュ「…ちょっと見てくる」
アッシュが部屋を出て行き、玄関が開く音がする。
しばらくして、アッシュと…英二が部屋に入ってきた。
英二「やぁ、風邪を引いたって聞いたから、お見舞いに来たんだ。大丈夫？」
『ｺﾞﾎｯ英二…。大丈夫、ありがとう』
アッシュ「かの、英二が飯作ってくれるってよ」
『英二が？』
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雪月花のとびうお(プロフ) - 、さん» 大変失礼致しました。外した気でいたのですが、どうやら外せていなかったようです。今後気を付けます。 (2020年2月1日 7時) (
レス) id: b36649e14a (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグ外して下さい (2020年2月1日 7時) (レス) id: 4afe35e6c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2020年2月1日 6時
