百合×百合

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「…しずの恋人になる人はきっとかっこいいんだろうね〜」
いきなり後ろから声をかけられる。

『おっ、お姉ちゃん!』
「なによ、そんなに驚くことないじゃないの」

エプロンをつけて完全に家事の出来る優しいお姉さんモードのお姉ちゃん。
言うのを忘れていたが、お姉ちゃんはとても美人だ。

お母さんの血を完全に継いでいる。
私はというとお父さん似なのだ。お父さんの顔は中の中。
でも、私はこの顔を嫌ったりはしてない
むしろ気に入ってる。お父さんと似ているのは、とても誇らしい。

「しず〜お父さんみたいに良い男の人見つけるんだぞー」

『分かってるって…そういうお姉ちゃ「私はいいの」
　はい』



やっぱりお姉ちゃんの作るご飯はいつもおいしい。
なんでも出来るスーパーお姉ちゃんって感じがして小さいころから自慢の姉だった。

そんな姉は私の異変に気付いた様子で…
「で、好きな人はいないの？」「んー…あの佐藤くん？」「まぁ、しずが選んだ人ならいい人なんだろうね」
食事の時間が質問タイムになってしまった。

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