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翔「今回の夏コスメ強すぎたわ、うちの商品企画部天才揃いすぎね?」
『あー、あのシャドウ、ふっかがほとんど企画したんだよ?』
辰「へっへーん、お前が営業部のエースなら、俺は商品企画部のエースだわ!」
5月発売の夏コスメは、攻めた色使いと、流行りを絶妙に組み合わせていて、既に予約殺到しているらしい。
特に注目されてるのが、アイシャドウパレット。
これはほとんどふっかの企画したもの。
翔「クリスマスコフレもこの調子で頼むぞ、
今年は過去最高狙いたいから!」
『任せて、頑張るね!』
翔「ああ、ごめん!Aにプレッシャーかけちゃったかも!
いいんだよ、AはAのペースでやれば大丈夫だからね!」
そう言って、笑顔で私の頭をぽん、と撫でる翔太君。
…………私も、最前線で頑張っていきたいんだけどなぁ。
しょうがないや。ドジだし。仕事出来ないし。
こうやって優しく気遣ってくれるだけでも、ありがたいと思わなきゃ。
そんな私を黙って横目で睨みつけるふっか。
お昼休みが終わり、翔太君とバイバイした後、二人になった瞬間
辰「なべはああ言ってるけど、同じ部署の人間として、いつまでも甘えんなよ。
そろそろみんながあっと驚くようなやつ考えろ」
『…………うん、』
例えるなら
転んで泣いている時、
大丈夫?と頭を撫でてくれるのが翔太だとしたら、
泣くな、と手をひっぱりあげてくれるのがふっか。
私もいい大人なんだから、いつまでも立ち止まってばかりじゃダメ。
前に、進まなきゃいけない。
わかっているからこそ、ふっかの
絶妙なタイミングでの喝が、心地良い。
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takkimakki(プロフ) - どれも本当にステキなお話。。続き、読みたいです!! (2022年12月17日 10時) (レス) @page16 id: ff744b84c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:バナナオレ | 作成日時:2021年2月25日 12時