照兄の彼女になりたい6

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Hikaru side





照「…………という訳。

今まで黙っててくれてありがとうなのと、いろいろ迷惑かけて、二人ともごめんな」



一通り話し終えた二人は、

やっと思いが通じ合った直後、写真を撮られてしまった事に頭を抱えている様子。






秋「………いや、なんでこのタイミング？
もうちょっとAと照さんに幸せな時間過ごさせてくれないものなんですかね？」



蓮「うざい。邪魔。それしかないっす」





『………二人とも、本当に今までありがとう。
ごめんね、いつも面倒かけちゃって』




秋「Aが謝る事じゃないわよ、
気にしないで。好きでやってるんだから」






そう言って、Aの頭にポン、と手をやるアキちゃん。





照「………まあ、明日大人しく相手の出方を伺うしかないから、今日はいっぱい楽しい話しよ」



蓮「っすね。考えてもしょうがない」





コクリ、と頷くその場にいる皆々。






秋「…………照さん」




ふと、アキちゃんに呼ばれる。









秋「もう、迷わないですか？」






しっかり俺の目を見て、そう言う彼女。








秋「もう、Aの事


離さないって、誓いますか？」








Aを離さない。






当たり前だ。






もう、あの時みたいに俺は迷わない。






この先、どんな困難があろうと、俺は道を間違えたりはしない。





離れようにも、離れられないのなら






絶対に、Aの手を離さない。









照「ああ。ここにいる全員に誓うよ。

もう、Aの手を離したりなんかしない」









その言葉を聞いて、ふっと笑うアキちゃん。








秋「それなら、私も全力でお供します。
たとえ周りがどれだけ反対しようとも、
二人が一緒になる未来のお手伝い、全力でします」





そう言って、Aに微笑んだ後、またポンポンと頭を撫でるものだから





『もう、アキと付き合いたい』




照「おい、浮気すんな」




そんなことを言い出してしまうじゃないか。







照「あー、あとさ、阿部の妹だったんだね？
ふっかとも知り合いだったんだ」




なんとなく発したその一言に、ピクリと反応する、ふっかとアキちゃん。





秋「あー、………はい、」




辰「元カノ」








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照『は！！？』





Aと同じタイミングでハモってしまう。






『え、待って、アキ、

え、あれだよ、ね、あれ？』





あー、Aはもしかしたらいろいろ聞いていたのかもしれない。





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