照兄の彼女になりたい5

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何が起こってる？






『………ふっ、

まって、………っ、』





照「黙って」





段々と深くなっていくそれは、
必死に離れようとする私を

決して逃してくれない。







『ひー、く………っ、んっ、』








照「ダメ」



照「絶対許さない」



照「お前は俺の」



照「A」



照「好き」






何度も何度も角度を変えて降らせるキスの合間から漏れ出す言葉達。



身体が痺れる。


ガクッと腰が抜ける。



元々座っているから、そんなのお構いなしに止まることのない荒いキス。





グイッと腰を持ち上げられ、座っているひーくんの上に膝立ちにさせられる。


もちろん腰が抜けている私は立てるはずもなく、膝の上に乗るような体制になる。




本当に、これ以上はやばい。





『………も、………やだ、……ふっ、

ごめ、………ひー、……くっ、ん」





照「何がごめん？」






ひーくんの手が、服の中に入っていく。


お腹に冷たい感覚。


ピクリと反応する。





押し返さないといけないのに、


押し返せない。






本当に嫌なら、突き飛ばせるはずなのに、


そう出来ないのはなんで？







ごめん、康二。







ごめんなさい。








涙が溢れ出す。







ふ、とキスが止まる。





ぺたり、とひーくんの胸に倒れ込む。




肩で息をする私。





ひーくんも、息が乱れてるのがわかる。






照「…………また、泣かしちゃったな」




『………ふっ、え？』





ゆっくりと私の身体を起こし、親指で涙を拭う。





照「…………でも、俺は謝らない」



『………っ、』






長い前髪から覗く鋭い眼差し。







照「A、逃げるな。



考える事から。





お前が好きなのは、誰？」









私が、好きなのは、誰？





私は、






『私は』







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"A、好きやで"







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『私は、康二が好き』








康二を裏切れない。







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