照兄の彼女になりたい4

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康「………とりあえず、

何で照兄が
Aの携帯から電話かけてるのか聞いていい？」




照「偶然、道端で出会って、
お茶しようって、流れになって

康「どうやったら偶然道端で出会うん？
そっからどうやったらお茶しようってなるん？」






あかん、落ち着け、俺。

これじゃあ完全に照兄の事責めてるみたいやん。






照「…………ごめん、康二。


康二が怒る理由もわかる。
本当にごめん。



でも、とりあえず今は早く俺の家来てくれない？
Aが、寝てるから」





落ち着け。落ち着け俺。




Aはホテルに居るとばかり思ってたけど、違った。



照兄の家にいる。

でも大丈夫。落ち着け。


まだ話は聞いてない。







.…さっくんはほんまに何してんの？

マネージャーちゃうのん？






わけわからんにも程がある。







康「………とりあえず家教えて。


照兄の携帯からで大丈夫やろ？
わざわざAの携帯から連絡して来た意味もわからんし」




いちいち棘のある言い方をしてしまうのは、俺が全然怒りを抑えきれてなかったから。




照「………ん。
連絡先変わってない？」






康「うん」



照「じゃあ、送っとくから……」





その言葉を最後に、俺は返事もせずに電話を切る。


しばらく経った後、照兄から住所の記載されたメッセージ。





ここのホテルからだいぶ近い。


歩いて行ける距離なのにも関わらず、早く着きたいが為にタクシーを拾う。



とりあえずA、無事でいてくれ。









お前は、俺のやろ？









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