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You side
ラ「ところでさー、Aちゃんの好きな人って、どんな人なの？」
買い物も終え、行きつけのカフェでお茶した後、
家まで送ると言ってくれたラウと、帰路につく。
『んー、
一言で言うなら、"私の目標"かな』
ラ「どういうところが好き？」
『全部！』
ラ「え、なにそれ！めっちゃ可愛い！
その人の事大好きなんだね、Aちゃん！」
………うん、大好き。
言えないのが、もどかしいくらい。
ラ「でも！恋愛だけは気をつけてね！
既にAちゃん、大型新人って期待されてるんだから！」
『もっちろん！ヘマはしないよ！
今日渡辺さんにも言われちゃったしね(笑)』
ラ「俺達だけは絶対ないのにね(笑)」
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ラウとお茶してた時、偶然立ち寄ったというプライベートの渡辺さんが現れた。
翔「お前ら！」
ラ「あ！しょっぴ〜！」
『渡辺さ〜ん！お久しぶりです！』
翔「久しぶり〜、
じゃなくて！こんな所で堂々とデートかよ！」
ラ「ええ〜、放課後デート俺憧れだったんだから許してくれよ〜！」
『ははは……』
翔「ったく。涼太がヒヤヒヤする、って頭抱えてたぞ？
マスクするとか、ちょっとは気にしないと。
ただの読者モデルとかじゃないんだから。
危機感持てよ？
お前らプロなんだから」
ラ「わかってるよ〜だ！
あ！また髪の毛今度お願いしに行くね〜！」
翔「予約しろよ？」
『私もまたお願いしますね！』
翔「Aちゃんも忙しいだろうけど、頑張てな。いつでもおいで」
ラ「なんか俺と対応ちがくない？」
渡辺さんが立ち去った後。
『……あ、否定するの忘れてた』
ラ「あ、ホントだ。
ま、いっか、しょっぴーだし」
渡辺さんの事なんだと思ってるのだろう(笑)
それにしても。
『………お前らプロなんだから、だって』
ラ「ん？そーだよ。
俺ら、プロじゃん」
『……ラウ、いま私、本当に毎日しんどいけど、楽しい。
モデルはじめてから、なんだか自分に自信が持てるようになったの。
ラウのおかげだよ、ありがとね』
いつものラウなら、え〜やめてよ〜！なんておちゃらけるのだろうけど、
その時のラウは、真剣な目で
ラ「………テッペン取ろうね、俺達」
と、両手を差し出した。
私も満遍の笑みでその手を取る。
『共に行こうぞ、戦友！』
ラ「相棒〜！頑張ろ〜！」
両手をぶんぶん振りながら、私達は決意を新たにしたのだった。
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バナナオレ(プロフ) - まりえさん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2021年1月28日 14時) (
レス) id: 53ed19130e (このIDを非表示/違反報告)
まりえ(プロフ) - 読んでて涙が出ました（ ; ; ）ドラマというか映画みたいで…！ひっそりと応援してます(*^^*) (2021年1月27日 13時) (レス) id: c4d68ae9e7 (このIDを非表示/違反報告)
バナナオレ(プロフ) - nagaさん» ありがとうございます！早く二人が幸せになる為に更新頑張ります！ (2021年1月27日 0時) (レス) id: 53ed19130e (このIDを非表示/違反報告)
バナナオレ(プロフ) - Elgarさん» ありがとうございます！二人には本当に幸せになってほしいです…… (2021年1月27日 0時) (レス) id: 53ed19130e (このIDを非表示/違反報告)
バナナオレ(プロフ) - ルだ子さん» 私も書いてて辛いです……はやくくっつけー、と思いながら遠回りさせちゃう…… (2021年1月27日 0時) (レス) id: 53ed19130e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：バナナオレ
| 作成日時：2021年1月19日 2時
