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You side
時刻は夜の0時を少し過ぎたところ。
ガチャガチャ、
バンッ
照「ただいまぁ〜」
なかなか寝つけなかった原因である彼が、帰ってきた。
すぐさま玄関へ駆けつける。
『っ、おかえり、てるに…………』
そこには、見事に出来上がっている照兄と、
照兄に肩を回して支える、男の人。
辰「こんばんは、Aちゃん。
はじめまして、深澤辰哉です」
『あっ、ふっかさん！
はじめまして、妹のAです。
兄がいつもお世話になっております』
辰「おおー、さすがに名前は知ってくれてるのか！
ごめんね、照止めても効かなくて、こんなんなっちゃった」
照兄の話の中でよく出てくる"ふっか"さん、
深澤さんって名前を聞いて
この人だ、って直感で思ったら
どうやら当たっていたみたいで。
はじめてお会いするのに、なんだかはじめてって気分にはならない。
『すみません、運んでくださったんですよね？』
辰「そーそー、夜遅くまで本当に申し訳ない！
とりあえず照の部屋案内してもらっていい？」
『あっ、はい、こちらです！』
うー、と唸り声をあげている照兄の靴を脱がせてあげて、ふっかさんの支えているもう片方を支えながら、なんとか照兄を部屋まで運ぶ事に成功。
辰「はーっ！重かった………
鍛えすぎだろこいつ、どんだけ重いんだよ」
『あの、本当にありがとうございます、申し訳ないです』
辰「いいってことよ！
ごめんね、こんな夜中にお邪魔しちゃって」
ベッドでぐったりとしている照兄。
とりあえず後で着替えだけさせてあげればいっか、と、
一旦布団を被せてあげる。
.
ふっかさんを玄関まで見送ると
辰「なぁ、Aちゃん」
『はい？』
辰「俺、もう照とも付き合い長いし、照の周りで知ってるのは俺だけなんだけど」
それだけで、何のことかわかってしまう。
辰「照は男だから、さっきちょっと釘刺しちゃったんだけど、
基本俺はいくら許されようが許されまいが、
本人たちが好きにしたらいいと思ってるんだよね」
靴を履き終えたふっかさんが、私の目をまっすぐ見る。
辰「照の事好き？」
『………それは、言っちゃダメな約束なので』
辰「知ってるよ、その約束の事も。
でも俺は照じゃないから、照の側近の立場として、そこだけはっきりさせとこうと思って」
『………大好きです』
私の返事に、すごく優しく微笑む。
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バナナオレ(プロフ) - mayuさん» 失礼しました、推測です！ (2021年1月18日 18時) (
レス) id: aaead1a70b (このIDを非表示/違反報告)
バナナオレ(プロフ) - mayuさん» ありがとうございます！是非沢山催促しながらお楽しみください！更新頑張ります！ (2021年1月18日 18時) (レス) id: aaead1a70b (このIDを非表示/違反報告)
mayu(プロフ) - もしかしてふっかの立ち位置が…！！とドキドキする展開です！これからも楽しみにしてます♪ (2021年1月18日 3時) (レス) id: 181bd65a2e (このIDを非表示/違反報告)
バナナオレ(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます！コロナこわいですよね…お互い気をつけましょう！ (2021年1月15日 8時) (レス) id: 7f3fe86c2e (このIDを非表示/違反報告)
バナナオレ(プロフ) - ヨナさん» ありがとうございます！すごく嬉しいお言葉…！ありがとうございます！頑張ります！ (2021年1月15日 8時) (レス) id: 7f3fe86c2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：バナナオレ
| 作成日時：2021年1月11日 23時
