君は芸能人② (ページ9)

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西「矢野くん！？あれ！？もしかして、知り合いって…？」

柚子「はい…、この人です。」

そう言って祐介くんを指差す。

西「あははっ！なーんだ！言ってくれればいいのに！」

どうやら、こちらも顔見知りのようだ。

柚子「聞かれなかったんで…。西島さんと祐介くんも顔見知りだったんですね。」

私たちのやりとりを聞いて、きょとんとする祐介くん。

祐「西島さんとは音楽番組とかドラマとかでいろいろとお世話になってるんだ。…2人は知り合い？エレベーターの中で仲良くなったの？」

西「違う違う、俺の通ってる病院の看護師さん。偶然エレベーターの中で会っちゃって閉じ込められたの！」

祐「そ、そうだったんですか！！！」

車をぶつけられた、とは言わないんだ…
当たり前か…
お前の知り合いに車ぶつけられた！なんて言えないよね。

「お二人とも、怪我はないですか？」

私たちの話を割って救急隊の人が入ってきた。

エレベーターの業者や救急隊までたくさんの人がいたのでエレベーターからでる。

その後、救急隊の人から状態をいろいろ聞かれてようやく解放された。

外はもう真っ暗。

携帯をみると、もう日付が変わっていた。

うそ…。こんなに時間たってたんだ。
明日仕事休みでよかったぁ～…。

「にっしー！！」

大きな声がしたので、声のした方を見ると
にっしーに思い切り抱きつく女の人がいた。

宇「心配したんだよっ！このアホ！！」

うっそ。宇野ちゃんだ…
うわー、かわいい！細い！キレイ～！

西「ごめんごめん！俺だってエレベーター止まると思わなかったんだって…。心配かけてごめん！」

與「とりあえず、無事でなによりやな。」

秀「ほんと西島ってこういうこと多いよな。一回お祓いでも行ったら？」

浦「俺もそう思う。絶対なんか取り憑いてるって(笑)」

西「怖いこと言わないでよ…。」

すごい…、AAA みんな揃って見れるなんて…。
一生分の運使っちゃってるよね、私。

話に入ってもいけないし、どこにいればいいのかわからず
とりあえず、近くにあった1人用のソファに腰掛けた。

じゃれ合ってるメンバー達を見て、そういえばライブでのMC面白かったよなぁ
と思い出す。

テレビとかの前でだけ仲がいいのかと思ってたけど、みんな本当に仲がいいんだなぁ。