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果「Aーこの後お茶行かない?」
講義が終わり片付けをしていると果歩ちゃんが声をかけてくれる
『果歩ちゃんごめん、今日病院の日で…』
せっかく果歩ちゃんが誘ってくれたのに…
果「…そっか、また誘うね!お大事に」
少し表情を曇らせた果歩ちゃんはすぐに笑ってまたね、と去っていった
自分の病気を本気で恨む…
少し乱暴に片付けをすませると教室を出る
今日は確かそらが迎えにきてくれるっていってたな
スマホを開くとメッセージが入っていることに気づく
マホト授業終わった?
ワタナベさんからだ
Aおひさしぶりです。今から帰るところです
そこまで送るとワタナベさんから電話がかかってくる
ワ「あーもしもし?そらが用事で遅れるって言っててかわりに迎えに来た」
『え、本当ですか?急いでいきます』
ワ「急がなくていいから。いつもお前らが待ち合わせてるところにいるからゆっくりおいで」
電話が切れるとそらからメッセージが来る
そら言い忘れてた!
そら俺迎えに行けなくなったから親方に行ってもらったからよろしく!
遅いわ!と心の中でつっこみつつスタンプを返すとワタナベさんの元に急ぐ
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『おまたせ、しました!』
サングラスをした相変わらずおしゃれなワタナベさんに声をかける
ワ「お、ひさしぶり。急がんでいいって言ったのに」
くくっと懐かしい笑い声を聞きながらとりあえず待たせてるからとタクシーに乗り込む
ワ「大変だったみたいだね。1回入院してる間に行ったんだけどずっと寝ててそのまま帰ったんだよね」
『すみません。入院中の記憶ほとんどないんです。それよりワタナベさん、今日のお迎えありがとうございます』
ワ「はは、いいって。それより敬語とさん付け、どうにかなんないの?」
『いやいや、ワタナベさんは私の大先輩ですし恩人ですから…』
ワ「じゃあその大先輩で恩人からの命令。とりあえずマホト呼びさん付け禁止。敬語も禁止ね」
それはちょっと、と言おうとするもタイミングよく病院に着く
ワ「じゃあこの辺で時間つぶしてるから終わったら連絡して」
がんばって、と頭を撫でられると颯爽とどこかに言ってしまうワタナベさん
完全に彼のペースだ…
とりあえず診察時間もあるので病院に急いだ
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はち(プロフ) - めえさん» 返事遅くなり申し訳ありません。そう言っていただけて嬉しいです!いろいろありなかなか更新できなくなりましたが、ゆっくりと更新して行くつもりです。続編も愛して頂けると嬉しいです。今後ともよろしくお願いします! (2020年2月24日 12時) (レス) id: 72833c8bea (このIDを非表示/違反報告)
めえ(プロフ) - エイジさんの過保護感とマホトさんの親分ぷりに水溜りボンドさん達のやさしさがとても素敵に書かれててとても楽しくみさせていただきましたー!続編もみますー! (2019年4月20日 15時) (レス) id: ddaa62ce9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はち | 作成日時:2018年10月7日 19時