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家に近づくとAは歩けるから、と言い出した
ゆっくりと下ろすと最初はふらっとしたがすぐに歩き始める
Aは後ろを気にする様子を見せるので俺も振り返るが何もなく少し不思議に思う
『迎えにきてくれてありがとね、ほんと助かった』
少し疲れた表情だったが笑っている様子なので大丈夫かとそのまま家に帰る
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家に着くとみんな一斉にキッチンから顔を出しおかえりー！と声をかける
ツ「今日は早かったねー！鍋もうすぐできるからあっちで待ってて」
そ「えいちゃんに迎えにきてもらうなんて迷子？」
リ「寒かったから上着持っていって正解だったでしょ」
3人が口々に喋るのを適当に返しとりあえず俺の部屋に入る
エ「体調は？本当に平気なの？」
『うん、大丈夫』
荷物を置くとクッションに座ったAは隣をポンポンと叩くと座って、と促される
『ちょっとだけ、話してもいい？』
エ「いいよ」
『ちょっと前からなんだけど、同じ大学のたぶんリスナーさんにつきまとわれてて、それもあって帰りが遅かったんだけど』
『今日は近くの駅までついてきちゃってあの公園で撒いたんだけど、ちょっと怖くなって動けなくなっちゃって迎えにきてもらったの』
おんぶしているときにも気付いていたけど今も少しだけ手が震えてる
エ「Aは？Aは何もされてない？」
そう聞くと首を横に数回振るA
『その子たち女の子だし、たぶんみんなのファンなんだと思う。学校終わりによく着いてくるから家が知りたいのかなって』
なるほど、だから最近帰りが遅かったのか…
それに帰り道後ろを気にしていた理由もわかった
エ「…そっか、でもAが無事でよかった。」
心底そう思う…ずっと黙ってて俺たちが知らないまま何か起きてたらと思うとぞっとする
エ「とりあえずごはん食べにいこう。温まればちょっと落ち着くと思うし。今後のことはごはん食べてから話そう」
Aは少し複雑そうな顔で頷く
まだ少し怯えている様子のAの背中をさすって落ち着かせた後、リビングに向かった
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はち(プロフ) - めえさん» 返事遅くなり申し訳ありません。そう言っていただけて嬉しいです！いろいろありなかなか更新できなくなりましたが、ゆっくりと更新して行くつもりです。続編も愛して頂けると嬉しいです。今後ともよろしくお願いします！ (2020年2月24日 12時) (
レス) id: 72833c8bea (このIDを非表示/違反報告)
めえ(プロフ) - エイジさんの過保護感とマホトさんの親分ぷりに水溜りボンドさん達のやさしさがとても素敵に書かれててとても楽しくみさせていただきましたー！続編もみますー！ (2019年4月20日 15時) (レス) id: ddaa62ce9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はち | 作成日時：2018年10月7日 19時
