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しりとり ページ5
「りんご…」
「ごりら。」
こんなことしてる場合じゃないのに
「ラッパ？」
「なんで疑問系？」
彼が笑う
「パンツ。」
「ハハ…下ネタ？」
「なんでだよ」
「つみき」
「キツネ」
「ねんき」
「きかい」
「いき」
「おま…きで責めんなよ！」
「イヤー」
「んーとね」
きなんかイッパイあるじゃん
「キス？」
「…セクハラ」
「そうかもな」
分かってんなら言うな
彼とこうやってしりとりしてるのも幸せ
私は彼が…きっと…
「好き…」
ハッと思った時はもう遅かった
顔を俯かせて下をみている
えっ…やばかったかな…
「きかんしゃ。」
へ？
しばらくだまっていたら
「おい、お前だぞ」
「あっ！えっと…
社会」
そのまましりとりは続く
無かったことにされてる？
それとも…気づいてない？
「意味」
「岬」
「木」
「嫌い…」
また黙る
意味わかんない
無かったことになんてさせないし
気づかなかったなんて言い訳もさせない
「好きとか…嫌いとか、意味わかんない…」
…は？
彼を見ると真っ赤だ。
「今までずっと好きだった…」
…は？
「だから！
おれと付き合ってほしい。」
…は？
「今、しりとりの続きなの？」
「え？違うけど。普通に…」
「…告白。」
「そう…」
「い…私も…」
「なんか、逆転してない？」
「そうかも。」
「あと、地味に繋げようとしたよな笑」
「そんなことありませーん。」
あー、しりとり、楽しい
終わり←作者から
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作成日時：2017年11月24日 23時
