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私の存在価値 ページ3
私を必要としてくれる人はいるの?
頭も良くないし、顔も可愛くないし、運動音痴だし、性格も悪い
私が居なくなっても、さ、悲しむ人は居ないんじゃない?
そう空に問いかける
みんなといても楽しくない
最近気づいた
皆、友達なの?本当に?
でも、あなたは違う気がするよ
どんなときにも一緒にいてくれて
悲しい時もつらい時も。
わらわせてくれたじゃない?
これからもそうしてよ
この世からいなくならないで
私を見ててよ
がんばるからさ
病気なんかで死なないで
私よりずうと長くいきて
一生のお願い
「大好きだよ、沙弥」
彼は言う
私の頬を震えている手で触る
暖かいぬくもりに思わず涙が流れ出す
我慢してたのに、彼の前では泣かないと決めていたのに。
「…っ、し、死なないでよぉ…、生きて…っ!」
彼は弱々しい顔で微笑むとゆっくり目を閉じた
.
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作成日時:2017年11月24日 23時