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JS｢Aちゃん｣
｢ん？？｣
JS｢ここ襟が｣
｢え？｣
ジスくんが控えめに触れてきて
私の襟を優しく直す。
ジスくん…女子はそう言うのに弱いんだよ。
気をつけなよ…。
JS｢これで大丈夫｣
そう言ってまたにこりと笑ってくる。
｢ありがとう｣
それから数カ月が経った。
ジスくんとはもう本当に仲のいい友達だ。
YN｢もうちょっとで夏祭りじゃん！｣
｢うん、そうだね｣
YN｢Aは、ジスくんと行くの？｣
｢へ？なんで？｣
YN｢いや、そんな感じしたから｣
｢今年もジョンハンと行くんじゃない？｣
YN｢いや、多分、それは、ないから、｣
｢えなんで？｣
YN｢私ジョンハニ誘ったの…｣
｢へ？！？！？！｣
YN｢私ジョンハニ好きなの…｣
｢は、待ってよ頭が追いつかない｣
YN｢まあ、そういうこと…もうすぐ夏休みじゃん？ジョンハニたくさん借りる予定だからよろしくね｣
そう言って親友のユナは
次の授業の準備を始めた。
その日の放課後
教室でぼーっとしていた。
ユナの言葉を思い出して。
JS｢Aちゃん｣
｢あ、ジスくん｣
ジスくんは私の席の前に腰を下ろして
私の目をじーっと見つけてきた。
｢なあに｣
JS｢あのさ、えっと、夏祭り｣
｢ん？｣
JS｢一緒に行けないかなって｣
｢え？｣
JS｢夏祭り一緒に行ってください｣
｢わたし？｣
JS｢Aちゃんしかいないよ｣
｢え、わ、わたしか、私でよければ｣
JS｢え、ほんと？｣
｢ジョンハニもユナと行くみたいだし｣
JS｢え、やったー！ほんと？楽しみにしてる！｣
｢そんな嬉しいの？｣
JS｢うん｣
ニコニコしたジスくんを横目に
時計を見る。
何も変わりないような気がして、すごい不思議な日だった。
ジスくんと肩を並べて2人で帰宅した。
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作者名：WHITE
| 作成日時：2018年3月11日 18時
