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#28 ページ28
SC｢よっ｣
｢スンチョル？｣
SC｢なんか久しぶりだな｣
すっかり忘れてたスンチョル。
ジスくんは怒って先に帰ってしまい
あの子と帰宅したのかも謎のまま。
ぼーっと歩いてるとスンチョルに会った。
｢そうだね｣
SC｢何？元気ないの？｣
そう言えば、スンチョルへの気持ちなんて
ほぼ無いな。考えもしてなかった。
｢んーん、そっちは？どうなの？｣
SC｢ナナ？｣
｢うん｣
SC｢普通に上手くやってるよ｣
｢そっか、それなら良かった｣
全く胸が痛まない。
｢私好きだったんだスンチョルの事｣
何言ってんだ私は
SC｢は？｣
｢昔ってか、この前までスンチョルの事ずっと好きだった。｣
SC｢そっか｣
きっとどこかで勘づいてたのかな。
あまり動揺もないスンチョル。
｢でも、今は、ナナちゃんとスンチョルの幸せ願ってるからそんな心配しないでよ｣
SC｢分かってる｣
｢さすがだね｣
SC｢今は？今は誰が好きなの？｣
｢……分かんない｣
SC｢ジスくん…じゃねえの？｣
て思いがけな…いやどこかで期待していた
その前に心臓がドクンと音を立てる。
｢ちが…｣
SC｢本当にお前は恋を知らないよな｣
｢へ？｣
SC｢この前までの俺を思った時の感情ってどうだった？｣
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作者名：WHITE
| 作成日時：2018年3月11日 18時
