クレジットカードも私も利用制限でお願いします。 ページ29
｢……嘘でしょ｣
昼間にぼっちでの東京観光をし、渋谷、原宿、浅草など様々な場所を巡った。
そして夜はジェシーとのご飯の約束をしていた。
終わりの時間が が前後することがよくあるらしい彼のお仕事。
なので先に入っててくれと言われて送られてきた焼肉屋の位置情報。
それをタクシーの運転手へと告げて、私はその場へと向かった。
そして、着いて発した第一声が冒頭のセリフ
着いたのは高級焼肉店、しかも個室。
到底庶民の私の現金でなんて足りるわけが無い、しかし知らない土地でATMを探す余裕などもあるわけが無い。
今月のカードの利用制限はどれぐらいだったか思い出しながら、
この焼肉の味は一生忘れないと誓い
予約の名前を告げた。
私が先にお店に入ってから10分後
jesseおわった!すぐいく!
とジェシーからメッセージ。
そこからジェシーは思ったよりもすぐに来た。
｢AHAHA！Aだ！いなかったらどーしようかと思った｣
そういって入ってきた彼は
この前あった時とは違い、髪の毛がきちんとセットされており ほんの少しだけメイクもしていた。
前あっときも充分王子様感が強かったが、今日はよりいっそう王子様感、異国の国感が加速していた。
｢ねえ、ジェス。なんでメニュー表に値段がないの？｣
｢えー？そんなもんじゃない？｣
｢ジェス、あのね。私今期、韓国の通販サイトで3回詐欺られたの、3回よ？私のカードはもうギチギチよ？リボ払いでもさせる気？｣
｢AHAHAHA！3回も詐欺られてんの！｣
｢笑い事じゃないわ！｣
｢……んー、てか女の子に払わせるわけないでしょ｣
メニューを見ながらさらっとそんなことをいう
これで何人の女の子が落ちてきたのだろう
私はメニューに頭を打ち付けて項垂れた。
そしてジェシーにまた笑われた。
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めん(プロフ) - 面白いです。続き待ってます。 (4月27日 15時) (
レス) id: 0ff6b082e8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 一気に読んでしまいました！このお話に出会えて嬉しいです。更新楽しみに待ってます (2月6日 21時) (レス) id: 81f237c494 (このIDを非表示/違反報告)
ふじかえる(プロフ) - あぁぁぁぁ苦しいです。この苦しさ好みです。ありがとうございます。更新楽しみにしてます！ (2月2日 21時) (レス) id: a68a8bb87f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：wada | 作成日時：2024年2月1日 3時
