きょもからのヒント ページ18
SixTONESのANNで発言してからはや数日。
ファンの間では、人見知りの松村を助けてくれた有り難い人として彼女は扱われていた。
もしかしたら、彼女が聞いてくれてなにかのアクションを起こしてくれているかもしれないと思うと、いつもよりもエゴサをかけてしまう。
もちろん、それで彼女と連絡を取る手段なんてないし、そもそも彼女本人である確率なんて到底低い。
彼女本人らしい人からの発言はみつけることが出来ず、今日も肩を落とす。
｢北斗、またエゴサしてんの？｣
｢いやあー…まあね｣
｢そんなに会いたいんだ。
お前１回心開いたらすごいよね｣
｢いやまあ会いたいけどさ、どういう意味よ笑｣
SixTONES全員での取材の待ち時間、
楽屋でスマホをいじっている俺にメンバーの田中樹が話しかけてきた。
樹はそれ以上詮索してくることなく、俺の斜め前に座って寝始めた。
こいつはほんとによく寝るな、と思いストーリー用の動画を撮って自分の番へと向かった。
自分の取材の番が終わり、また待ち時間。
飲み物を買って、楽屋でブログでも書こうかと思っていた。
楽屋を開けると、そこには京本大我がいた。
一昔前の俺なら、ここでドアを閉めてほかのメンバーを探しに行っていたところだが
残念ながら俺らはもうそこまで不仲じゃない。
楽屋にお互いしか居なくても、俺らはもう2人で過ごせる。
｢おつかれ｣
｢ああ、北斗か。おつかれ｣
少し前まで俺は京本とは馬が合わないと発言していたが、時が経てばそんなことはなく
今は大切で信頼しているメンバーの一人。
ーっとはいうものの、2人になったからといって特に会話する訳では無い。
完全に気まずくなくなったという訳では無いのも確か。
必要最低限の会話をして、そこから別の話題で盛り上がるなんてことは絶対になかった……
｢あのさ、北斗｣
その日は、京本が俺に話しかけてきた。
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めん(プロフ) - 面白いです。続き待ってます。 (4月27日 15時) (
レス) id: 0ff6b082e8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 一気に読んでしまいました！このお話に出会えて嬉しいです。更新楽しみに待ってます (2月6日 21時) (レス) id: 81f237c494 (このIDを非表示/違反報告)
ふじかえる(プロフ) - あぁぁぁぁ苦しいです。この苦しさ好みです。ありがとうございます。更新楽しみにしてます！ (2月2日 21時) (レス) id: a68a8bb87f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：wada | 作成日時：2024年2月1日 3時
