人として貴方に惚れている。 ページ17
俺はあの体調を崩した日から、1日寝込み
そこから東京へ戻ることになった。
俺の体調がすぐに回復するように、マネージャーはほぼ付きっきりで居てくれた。
だから、彼女にもう一度会いに行くことは叶わなかった。
知っているのは、名前だけ。
あと、ひとつのマフラー。
SNSをやっていない俺にとって、個人的な発言を出来るのはSixTONESのANNぐらい。
ブログで書くよりも、ラジオのほうが拡散力はある。
東京に戻って運良く、すぐラジオでの俺の番が回ってきた。
言わないより言った方がいい、もしかしたらどこかで聞いてくれているかもしれない。
ラジオに俺の想いを載せた、もう一度会いたいと。
｢松村さん…今日の近況トークどういうことですか｣
｢どうってなにも……普通のトークじゃない？｣
俺の、というかSixTONESの今のマネージャーはなにかと疑い深い。
SixTONESは今が1番売り時で、スキャンダルなんかは絶対に許されないからだ。
｢確かに松村さんは助けて頂きましたが、
彼女がファンであったり、害悪な人である可能性もあるんですよ？｣
俺だってプロだからわかってるけど、
｢助けてくれたのに、害悪も何もないでしょ。
あんな1場面の写真が撮られたところで記事にすらなんないよ。｣
なんだか彼女のことは、そうは思えない
｢…はぁ……
ラジオでのああいった発言は勘違いを加速させます。二度としないでください。｣
｢わかったよ……｣
彼女の素振りから見るに、俺のファンであったとは考えにくい。
けど、ファンであったらなにか問題があったのだろうか。
俺は、そんなことはどうでも良くて
彼女が掛けてくれた言葉や、行動が嬉しかった。
どんな人であれ、俺はあなたが気になって仕方がない。
きょもからのヒント→←君が会いたくなくても、俺はお礼が言えてない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1736人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
めん(プロフ) - 面白いです。続き待ってます。 (4月27日 15時) (
レス) id: 0ff6b082e8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 一気に読んでしまいました！このお話に出会えて嬉しいです。更新楽しみに待ってます (2月6日 21時) (レス) id: 81f237c494 (このIDを非表示/違反報告)
ふじかえる(プロフ) - あぁぁぁぁ苦しいです。この苦しさ好みです。ありがとうございます。更新楽しみにしてます！ (2月2日 21時) (レス) id: a68a8bb87f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：wada | 作成日時：2024年2月1日 3時
