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子供たちを家に連れ帰り、話を聞こうとするが、一向に口を割ってくれない。ジンはそんなことをわかっていたようにキッチンに立って何かを作っている。
『名前だけでも教えてくれないかな』
子供の世話が嫌いな俺は、作り笑顔でやんわりと尋ねる。だが効果なし。
一番年下の子に触れようとするものならば、茶髪の子に殴られる。
『ジナ！やっぱり警察に言いに行こう。この子達は俺におえないよ』
｢まあまあ、落ち着いて。ホットミルクいれたから。三人とも飲めるかな？｣
いつの間に買っていたのだろうか。俺の知らないマグカップを差し出す。大きい二人は、怪しいものかのようにそれを睨みつける。
『毒は入ってねえよ』
俺が一口飲んでやると、二人が唾を飲み込む。
そして、茶色の子がゆっくりとカップの縁に口をつけた。
｢…！ジミナっ、これ美味しい｣
｢ほ、本当？グギにあげないと｣
茶色の子は口を四角にして大喜び。ジミナって子はグギって子にゆっくりとあげている。
｢っち！｣
｢あ！グギ大丈夫!?｣
｢火傷しちゃったの？じゃあ、ふーふーして飲まないとね｣
ジンがスプーンを持ってきて小さい子にあげている。俺は一口で全て飲むと、茶色の子に凝視された。
『なんだよ』
｢俺も飲む！｣
馬鹿かこいつは。案の定火傷したこいつ。それでもヘラヘラと楽しそうに笑っていた。
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くるすけ - 面白かったです！更新頑張ってください！ (2020年3月9日 20時) (
レス) id: 022b55326f (このIDを非表示/違反報告)
なつお(プロフ) - るるさん» ありがとうございます！更新頻度低いので本当に申し訳ないです…。コメントありがとうございます！ (2019年10月12日 15時) (レス) id: bd9eac76f0 (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - はじめまして！お話とても面白いです！更新楽しみにしています！ (2019年9月11日 2時) (レス) id: 4e30937a6b (このIDを非表示/違反報告)
なつお(プロフ) - あかりんごさん» コメントありがとうございます！嬉しいです！ (2019年7月21日 16時) (レス) id: bd9eac76f0 (このIDを非表示/違反報告)
あかりんご(プロフ) - 好きです！！ (2019年7月20日 23時) (レス) id: 1e207b2d37 (このIDを非表示/違反報告)
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