お留守番 ページ20
「いってきまーす！」
『行ってらっしゃい』
今日はジン、ジミン、テヒョンの三人でお出かけの日。だから俺とジョングクで初めてのお留守番だ。
「家事まかせちゃってごめんね」
『いいよ別に。ほら楽しんできな』
別れ際にポンポンと頭を撫でると、可愛い笑みを浮かべるジン。
三人が出ていったのを見送ったあと、最初にやることは洗濯物を干すことだ。丁度よくピピッと完了の音をした洗濯機に向かい、洋服を取り出す。洗濯物を干しながら、今日のお昼はどうしようかと考える。
そういえば一昨日買った肉と野菜が残っているからそれでいいか。なんて考えてたら泣き声が家の中から聞こえてきた。
『ジョングクおはよう』
「マﾞマあ!!!」
起きたばかりなのにもうボロボロと涙を零し、布団を濡らしているジョングク。何故か俺には全然懐いてくれていない。今日の一番の問題はこの子の世話だ。
『ママとお兄ちゃんたちは出かけちゃったからな。今日はパパと遊ぼうな』
「なんでママいっちゃったのぉ！ぐうも行くって言ったのにぃ!!ぐうもぐぅも…!!」
布団を蹴り飛ばしながらそう泣き叫ぶグク。可愛い以外の何者でもない。
『パパ洗濯物干してくるから待ってな。ちゃんとお着替えするんだぞ』
「やﾞっ!!」
頭を触ろうとするとぺちりと弾き返される。このまま甘やかしていても変わらないと思い、無視をしてベランダに戻った。
数分すると、ベランダの窓が開く音がした。振り向くと、目を腫らしたジョングクがぶすっとした顔で立っていた。
『おはようグク』
「…おはよ」
『ちょっと待ってな。もう終わるから』
キュルキュルと可愛い音がお腹から聞こえる。お腹がすいたからこっちに来たのか。可愛い理由だと小さな笑みがこぼれる。
『一人で着替えできたんなー。偉い偉い』
次は許してくれたのかポンポンと頭を撫でさせてくれる。
「ぐぅももうお兄しゃんだからね」
『カッコいいなあ』
ふふんとドヤ顔をするグク。さっき泣いてたのはどこのどいつだよってね。
グクの朝食を食べさせたあと、俺は家の掃除に取り掛かった。まあいつもジンがやってくれるから綺麗なんだけど。
「パパ？」
『どうしたグク？』
ひょっこりとドアから覗いているグク。掃除機の電源を止めて傍によると、笑顔になった。
「パパぐぅとお絵描きしよ？お外に遊びに行くのでもいいよ？」
『あー、ちょっと待っててな。ここの掃除が終わってからな』
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くるすけ - 面白かったです！更新頑張ってください！ (2020年3月9日 20時) (
レス) id: 022b55326f (このIDを非表示/違反報告)
なつお(プロフ) - るるさん» ありがとうございます！更新頻度低いので本当に申し訳ないです…。コメントありがとうございます！ (2019年10月12日 15時) (レス) id: bd9eac76f0 (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - はじめまして！お話とても面白いです！更新楽しみにしています！ (2019年9月11日 2時) (レス) id: 4e30937a6b (このIDを非表示/違反報告)
なつお(プロフ) - あかりんごさん» コメントありがとうございます！嬉しいです！ (2019年7月21日 16時) (レス) id: bd9eac76f0 (このIDを非表示/違反報告)
あかりんご(プロフ) - 好きです！！ (2019年7月20日 23時) (レス) id: 1e207b2d37 (このIDを非表示/違反報告)
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