好きですキャプテン！！！！！2【トラファルガー･ロー】

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・ローside





ロー「あの4人はやっぱり寝ねェな…」




どれだけ寝てもいいんだぞと声をかけてもアイツの側を離れず


アイツの寝顔を見守るペンギン、シャチ、ベポ、イッカクの4人。


いつも誰よりも早くに寝落ちてしまうベポでさえも


眠い目を擦りながら、頑張って起きているようだった。


ペンギンなんて昨日からろくに寝れていないはずだ。


不審番の次の日は大体、昼間に少し寝るか夜にまとめて睡眠を取るかの二択なのだが


ペンギンの場合、昼間のゴタゴタでアイツからあまり目を離さなかったため


ろくに寝れてもいないだろう。


少し考え事をしていたため部屋に戻るのが遅くなってしまった。


流石にもうそろそろ寝てもらわないとな…なんて考えながら


静かに部屋の扉を開けると、


先ほどまで起きていたベポたちがアイツを枕のようにして寝ている。


やっと寝たか…と思うと同時にベッドから聞こえたふふ、という小さな笑い声。




ロー「…やっと起きたか」




そう声をかけると、大きな声を出してこちらを向くものだからふっと頬が緩む。




ロー「…でけェ声出すんじゃねえ。やっとベポが寝たのに起きちまうじゃねえか」


A『すみませっ…ぁ、でもあの…やっと、って？』


ロー「お前が倒れてからずっと寝てねェんだよコイツら。」


A『へ！？』


ロー「…声」


A『ぁ、すみませ…！そう、だったんですね…随分ご迷惑をお掛けしてしまったみたいで…』




何度も大きな声を出すものだから、他のクルーが起きないか不安だ。


うぅん…と唸るべポを唸るべポをちらっと見ると、コイツもそれに気づいたようで声を抑えて謝る。


最後の“随分ご迷惑をお掛けしてしまったみたいで…”という言葉を聞いて、


余計なことを言ったかもしれないと思ったが


実際クルーの大半が仕事をしなくて困ったものだったからこのくらいの文句は許されるだろう。




ロー「…全くだ」





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