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A『何故こうなった!?』
ロー「何やってんだお前は…」
A『あはは…』
膝にはイッカク、左肩にはペンギン、足元にはシャチとベポちゃんに、他の皆も。
イッカクの姿を見てか、酔っ払った皆が私の周りに集まって寝てしまったのだ。
もうそろそろ重い…。皆寝ちゃったから片付けもしたいんだけど……
どうやって抜け出そうかと悩んでいると、途中から席を外していたローくんが帰って来た。
A『あのぅ…能力でどうにかなりませんか……』
ロー「そのままお前も寝りゃいいだろ」
A『片付けしちゃいたいんですぅぅ、、、』
ロー「はっ、真面目だな」
そう言って笑うと、能力で毛布と私を入れ替えてくれた。
けど!!!!!!!あの!!!!顔が!!近い!!!!!
手に持っていた毛布と私を入れ替えたので、今の私はローくんの腕の中に収まっている。
A『あ、の…?』
ロー「どうした」
A『もう降ろしてもらっても…』
ロー「ん…そうだな」
そう言うと腕の中に収まっている私のことをじーっと見てくるローくん。
なに、え?何この状況???は、ぇ…?なんか顔についてる??
見つめられたことに混乱して、目を逸らし自分の顔をぺたぺたと触ってみる。
大丈夫だよね?なんでそんなにこっち見てくるの…
もう一度ちらっと上を見ると、ローくんはまだこっちを見ている。
A『ローさん、酔ってます…?』
ロー「………そんなわけないだろ」
少しむっとして私を下に降ろすと、早く寝ろよと食堂を出て行った。
な、なんだったの…!!?!絶対酔ってたじゃん!!!!!
とにかく片付けを終わらせようと、お皿を洗って残った料理をまとめる。
一通り終わったので、皆に部屋で寝るよう声をかけるが全然起きない。
仕方ないので、近くにある毛布を皆にかけて私も部屋に戻ることにした。
ベッドに横になるが、少し寝付けずまたこれからのことを考えてしまう。
だめだな、私…なんて思いながら眠りについた。
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ばるす(プロフ) - 不鬱さん» 不鬱さんありがとうございます〜( ; ; )マイペース更新ですがこれからもよろしくお願いします💓 (2月7日 17時) (レス) id: 9816891e28 (このIDを非表示/違反報告)
不鬱(プロフ) - ゆっくりで全然いいので頑張ってください! (2月6日 19時) (レス) @page44 id: d8d677a26c (このIDを非表示/違反報告)
ばるす(プロフ) - りぃるさん» りぃるさんコメントありがとうございます❕とっても励みになります〜!!少しずつですが更新して行くのでぜひこれからもよろしくお願いします!! (2月5日 21時) (レス) @page44 id: 9816891e28 (このIDを非表示/違反報告)
りぃる(プロフ) - めっちゃ最高です…!ローと主ちゃんとの絡みが好きすぎて一生見返してます!!これからも更新頑張ってください!! (1月24日 20時) (レス) @page43 id: ad13481ed5 (このIDを非表示/違反報告)
不鬱(プロフ) - 更新ありがとうございます! (12月26日 10時) (レス) @page43 id: d8d677a26c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ばるす | 作成日時:2023年11月4日 0時