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シャチ「ちょちょちょちょちょ!?ちょっと待ってA!!!」
A『うぎゃ、!?』
シャチ「あっっぶなぁ…」
レバーに手をかけたところで声をかけられ、背後から抱き締められるような形で手を押さえられる。
なになに?私なにした??
後ろをちらりと見ると、シャチがはぁはぁと息を切らしていた。
A『あ…シャチいた。』
シャチ「…えっ?俺のこと探してた?」
A『うん…てかごめん、ここ開けちゃダメだった?』
シャチ「今ね、潜水中だから開けちゃダメなんだよね」
A『潜水…??』
シャチ「そう、今海の中」
A『……………ぁ』
こんこん、と扉の窓をノックするシャチ。
外をよく見ると外は暗く、遠くには魚も泳いでいて海の中だとわかった。
なるほど…だから普通の船とはちょっと違う形の船だったのか…
点と点がつながり、自分の中で色々と納得する。
水圧で全開にはできないものの、ここのドアを開ければきっと
ドアの隙間から水が流れ込みこの船は沈んでいただろう。
って、やばいことしようとしてたな私…!?
A『まじごめぇん…』
シャチ「いやいや全然、止めれてよかった…」
A『………えっと、この格好はいつまで…?』
シャチ「あっ…!ごめん、!!!」
よかったーと私の頭の上に顎を置き一息つくシャチにそう問いかけると、
壁に設置されているパイプなどの部品にガタガタとぶつかりながら離れていく。
A『あはは、大丈夫。急いで止めてくれてありがとう。』
シャチ「いてて、いいえ〜…てか、俺のこと探してたって言ってたけどなんの用だった?」
A『あ、そう、ちょっと服汚しちゃって…』
シャチ「その右手の怪我が原因?」
A『あはは、バレてる…笑』
シャチ「んで、服着替えてこいってキャプテンに言われた感じね!おっけーおっけーついてきて」
私の服と右手の怪我の状況を見てふむふむ、と状況を把握したシャチは
しばらく怪我の心配をした後、ついておいでと廊下を歩き始める。
私もそれに続いて、一つの部屋へと辿り着いた。
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ばるす(プロフ) - 不鬱さん» 不鬱さんありがとうございます〜( ; ; )マイペース更新ですがこれからもよろしくお願いします💓 (2月7日 17時) (レス) id: 9816891e28 (このIDを非表示/違反報告)
不鬱(プロフ) - ゆっくりで全然いいので頑張ってください! (2月6日 19時) (レス) @page44 id: d8d677a26c (このIDを非表示/違反報告)
ばるす(プロフ) - りぃるさん» りぃるさんコメントありがとうございます❕とっても励みになります〜!!少しずつですが更新して行くのでぜひこれからもよろしくお願いします!! (2月5日 21時) (レス) @page44 id: 9816891e28 (このIDを非表示/違反報告)
りぃる(プロフ) - めっちゃ最高です…!ローと主ちゃんとの絡みが好きすぎて一生見返してます!!これからも更新頑張ってください!! (1月24日 20時) (レス) @page43 id: ad13481ed5 (このIDを非表示/違反報告)
不鬱(プロフ) - 更新ありがとうございます! (12月26日 10時) (レス) @page43 id: d8d677a26c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ばるす | 作成日時:2023年11月4日 0時