歪みの国のアリス_two_【黒執事】 (ページ2)

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ミカタカページ2

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『………ていかぁさんは、』

結局のところどうなの？

アリス大好き？
私は？嫌い？
敵？味方？
私をどうしたいの？

何考えてるの？
何がしたいの？

投げ掛けたい疑問は捨てるほどあるが、
彼の今の状態から察するに、答えてくれはしないだろう。

葬儀屋｢………………っ、｣

見つめてたら、顔を歪ませられた。
顔っていっても、目が隠されているから口でしか判断出来ないが。

えっそんなに嫌？？

あっ、心が読めるんだっけ。
心読まれちゃったか～恥ずかしい。

でもやっぱり、

『答えては、くれませんよ…ね』

”ていかぁさんは味方であって欲しい。”

そんな考えが、心に浮かんでは消えていった。

少しの間だったけど、ていかぁさんは優しかった。
どんな我儘でも「良いよォ」と、聞いてくれた。

(あ、出してくれとかは怖くて言わなかったけど。)

『………答えられないなら、貴方は味方ではありません。

さよなら、ていかぁさん。』

私はていかぁさんを、ちょっとだけ信じてますから

いつか私と、＿＿＿＿なんて。

今からめっちゃ死に物狂いで
この夢から覚める方法を探す私には関係のない言葉だ。

捕まえられたら堪ったもんじゃないので光の速さ(比喩)で走り始める。

そんな私に宛てた小さな呟きは、私に届くわけがなかった。

葬儀屋｢すまない…

こんな身勝手な小生を許しておくれ、A…｣

小生は…小生達は君を、＿さなくちゃいけない。

黄緑色の瞳が、苦しそうに揺れた。

(覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ)

(うわーん、自己暗示は効かないか…)

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