身代りになったのにそれだけなんだな

知ってほしかった ページ13

皆の会話を聞いて疲れた私はクルーウェル先生に相談しに行くことにした



何かと心配してくれてたし傷が残った事に謝罪をしてくれてて好い人なんだよ




先生は何も悪くないのに・・・・




気落ちしながら歩いて向かっているとリドル達の声



咄嗟に隠れたしユニーク魔法を強くした




｢仔犬共話すことはない帰れ

躾られたいのか？」



｢ですから！Aについて話をお聞かせくださいと言ってるんです」




｢隠してるわけでもない仔犬の行方など知るわけない

気になるなら自分達で探せ」




｢それが避けられてるみたいで」



｢理由はわかってるんだろ

直せばいい」



｢理由？何も喧嘩もしていませんが」



｢過信しすぎて見えてない

仔犬が平気やら強いやら決めつけて楽しいならそのままでいろ

話は終わりだ」




渋々帰っていくリドル達を見送り姿が見えなくなってから職員室に入った



｢盗み聞きとはとんだ仔犬だな

何か様か？」




『どうすれば良かったのかわからなくて』




｢仔犬はそのままでいい

わかってないのはあっちだからな

当たっていた場所がもう少し上だったら耳か眼か脳に重症を負っていた

仔犬が防壁魔法等使っていたら周りにも当たった可能性があった

仔犬は自身を犠牲にして周りを守った頑張ったんだ誇ればいい」



頭を撫でてくれる先生の手は暖かい



自分は頑張ったんだって誉めてくれて嬉しい



自信が無くなってきてた私には暖かすぎて涙が止まんない



『本当にありがとうございます・・・』

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