理解しきれなくて良いのだ ページ30
A姉の目線
退院した私は学園に戻ってきた
病院で医師に色々聞いたけど私以外に怪我人は出なかったみたいで安心した
オンボロ寮に戻る途中でヴィル君に呼び止められて色々話そうと思って足を止めた
でも私はヴィル君に説教されてます
何かしたっけ？
『ヴィル君？私何かしでかしたかな？』
｢アンタ本気で言っているのかしら？・・・」
怪我人がでなかったのに何を怒って？
そんなことを考えていたら頬に一瞬痛みと熱を感じた
理由がわからなくてヴィル君を見ると悲しいような辛い表情をしている
｢何を言ってるの・・・怪我人がいない？
アンタはあんな大ケガをしたのに！！」
震える声で私に言うが言葉は続かずヴィル君は自身の寮の鏡に行ってしまった
『私が怪我したぐらいなのに怒らせちゃった
後で謝らないと』
｢何について謝る気なんだ？」
振り向くとレオナ君だ！
『レオナ君ただいま
どうしたの？？』
｢質問に答えろ」
『謝るんだよ？？』
｢お前は理由もなく謝るのかよ」
『ユウちゃんの友達であるヴィル君が辛そうだから謝らないといけないでしょ？』
｢何故お前は・・・・
ハァ・・・聞いていいか」
『どうぞ？』
｢監督生に話してないのか？
お前が二度と人間に戻れないってな」
『会議とか皆の話で知ってるはずじゃないかな？』
｢監督生は皆は大袈裟に話してるんだ
何時かはお前が人間に戻るとか思ってんぞ」
『何で夢を持つんだろ？
代償に出したものは戻ってこないのに』
｢大分人間味が無くなったな
次は何になるつもりだ？」
『何者にもなりたくないなぁ
ユウちゃんが幸せになるならそれで良いのに』
笑顔で話したのにレオナ君は可哀想な者を見るかのような目で私を見てた
おかしいな？私は私でいるのに
人間味がないなんて悲しいね？
何となく寮に戻りたくなくて歩き回ってみた
裸足で歩くと楽しいと思って林を歩く
何か声が聞こえて向かうと小さなアズール君がいる
親戚かな？
『小さい君は何者かな？
私と一緒に散歩する？』
子供は小さくうなずいて私に向かって手を広げた
私は靴を履いて子供を抱っこをして考えてみた
とりあえずクルーウェル先生の所に行くかと向かうことにしたのだ
可愛いくて嬉しい日なのだ→←ずるいと思ったのだ(上の続きなのだ！)
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冬季柊(プロフ) - 蓮さん» はじめまして！感想に指摘ありがとうございます！ 直してみました (2020年9月12日 13時) (
レス) id: 2b7292e7ac (このIDを非表示/違反報告)
冬季柊(プロフ) - 玲さん» はじめまして！指摘ありがとうございます！！ (2020年9月12日 13時) (レス) id: 2b7292e7ac (このIDを非表示/違反報告)
蓮(プロフ) - はじめて、この作品面白いです！一つだけ、言いたい事が？あるんですけど『オクタヴィネル』が、『オ"ル"タヴィネル』になっているところがありましたよ。 (2020年9月12日 11時) (レス) id: 53c6531621 (このIDを非表示/違反報告)
玲 - はじめまして、読ませていただきました。クルーウェル先生の名前がクルーウィルになってました。初投稿で失礼しました。 (2020年9月12日 1時) (レス) id: 36990451b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬季柊 | 作者ホームページ：http naru1
作成日時：2020年9月9日 20時
