記憶の通り道

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両親が話すのを聞いていたから、ある程度の会話は分かる。

ただ、本当に少しだから、今すぐデビューなんてできないし

歌詞もかけない。

はやく覚えなきゃな。




久しぶりに、きちんと人と会話ができた。

すっごいいい人だったなぁ。

最後は家まで送ってくれたし、お菓子までくれた。

ナムジュンさんのためにも、早く韓国語を覚えなきゃな

どんなオーディションにでてたか、知ってるのかな？

私、人と競い合うなんて向いてないと思うけど、

このやり方は間違ってる！
なんていってそうだなぁ笑




イファ『簡単な韓国語の本でも読もう』

読み進めていくけど、意外と難しくてすぐに閉じる。

知っている話から読んでみようかな？童話とか

ナムジュンさんに聞いてみよう。


私の唯一の、友達？

だから。先生だけどね笑

親、社長、マネージャー、ナムジュンさん

5人だけ。私が話している人。

それ以上は、話そうと思わないし話したくもない。

また何かあったら怖いから




本も、ずっと読んでるなぁ。

本かアメリカの映画。

過去の私には絶対に繋がらない。


ただ、逃げてる。


テレビもパソコンもあるだけで一度もつけない。

思い出すのが怖い。思い出したくない。

病院の先生も、そう思う間は見ないほうがいいと言ってるから、素直にそうしてる


無理に過去を見ようとすると、いつも発作が起きて忘れてしまう。

だから、やめている


何もしないと考えてしまうから何もしないのが怖い。

曲を作りたくてもメロディーしか作れないからもどかしい。

今できることは、とにかく韓国語を覚えること

なんだろう。


思い出したくなったらでいいじゃないか

なんて自分勝手だし

前私と関わってた人に失礼だ


それでも、私はずっと逃げてる。




いつか、きっと受け入れられるって信じてる。


イファ『はやく、デビューできるといいな』


辞書を引きながら、ゆっくりと

紙に



はやく、デビューできますように

って韓国語で書いた

2-1 twice→←1-3 side ナムジュン

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