記憶の通り道

7-5 ページ29

目が覚めたら病院で、マネオッパと社長がいた。

さっきまで仕事の合間を縫ってナムジュンオッパが来てくれていたと聞いた。また迷惑かけちゃったな


一通り検査を受けて、薬をもらった。

安静のため１日だけ入院になった

私の作詞の人を調べようと思ったことは覚えてる。
でも、それ以上は分からない
どうして倒れたか、なにを見て倒れたかは覚えてないけれど

メモ帳には

JYP パクジニョン

そして最後に

min

って書かれてある。

なんて書こうとしたんだろう

焦ったのか、韓国語ではなく英語の筆記体で雑に書かれた文字

多分
m i n

イファ「これじゃわかんないよ」

まず、JYP？？パクジニョン？？って何？


また検索したらまた倒れるんだろうな

したいのは山々だけど、今はやめておこう。

この前は、私が楽曲提供した番組を見てこうなって

今回と共通点が見当たらない。

もう一度二つとも見れば....


でもそんなことしたら体がきっと持たない。

どうしてこんなにも、拒絶反応を起こして
全部忘れてしまうのだろうか

イファ「はぁ....これじゃ前に進めない」

思い出したくても思い出さないじゃん

焦らなくていい

みんなに言われたけど、、

焦ってるわけじゃない

ただ、自分を分かってない自分が怖くてもどかしくて


自分に嘘をついてるのも嫌だ。

イファ「芸名、LIE、、嘘なんて、、自分でも嘘が嘘なのか分からないのにね」

RM「俺はその芸名気に入ってるけどな」

イファ「おっぱ？！」

RM「元気でたみたいでよかった」

笑うナムジュンオッパを見て少し気持ちが和らぐ。

やっぱり、この人心配かけちゃダメだ

この笑顔を奪っちゃダメだ


でも、、、


きっとオッパは、何かを知ってるはず


イファ「話したいことがあるんです」

RM「タイミングがいいな。実は俺もだ」



聞いたら、話したら

後悔してしまうかもしれない。


私自身が拒否してる記憶をたどっても大丈夫なのだろうか？


分からない。


でもそれでも



私が私を知らないなんて

そんなのは嫌だ。



前よりも少し強くなった今なら、受け入れる勇気がある

7-6→←7-4 回想

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す