37話 ページ38
昨日はオールマイトに恥ずかしい姿を見られた。
朝起きては謝罪とお礼を言い、私はすぐに風呂に入った。
髪の毛は乾かす気力も無く、タオルで拭いた程度。
鏡に映る私はとても酷い顔をしていた。
休みは今日まで。
今日は何もしないようにしよう。
着物を着て、脱衣所から出て共用スペースの水道の水を飲む。
相澤｢髪ぐらいちゃんと乾かせよ。風邪引くぞ。｣
『それ先輩に言われたくないんですけど。』
｢おはよう｣の挨拶もなくそんなことを言われ、少しだけイラッと来た。
『今日でしたっけ。仮免試験。』
相澤｢ああ。｣
『生徒らに頑張ってと伝え下さい。』
相澤｢自分で言えよ。｣
『言えたら良かったんですけど、さすがにこの格好で生徒らの前に出たくないですよ。カッコ悪い。』
｢お願いしますね｣と言ってブラド先輩にも同じことを言って自分の部屋に戻った。
そう言えば今日任務は何時からだっけ。
確か初めて会う2級の奴と合同任務だったな。
そう思いながらスーツを着て上からローブを羽織り、自分の部屋の窓から外に出て雄英を出る。
猪野｢ほ、鳳凰さん、ですか？｣
任務先に着けば、帽子をかぶった男が話しかけてきた。
ああ、コイツか。
『そうだ。猪野くんで間違いないか？』
猪野｢はい！2級術師の猪野琢真です！七海さんから良く鳳凰さんのこと聞いてて今日がとても楽しみでした！｣
…変な奴だな。
任務が楽しみだなんて…
『七海は私の事なんて？』
猪野｢唯一尊敬する先輩だって言ってました！｣
『はは、アイツそれしか言わねえな。』
猪野｢俺、七海さんを超リスペクトしてて！｣
七海の話ですぐに打ち解け、連携もかなり上手くいき、任務は割とすぐに終わった。
猪野｢鳳凰さん何で特級じゃないんスか！？あの強さ！｣
『まぁ普通に特級呪霊は物によるが祓えなくはない。』
猪野｢じゃあ何で…鳳凰さんならすぐに上がれるんじゃ…｣
『猪野は私のもう一つの職業を知ってるか？』
そう聞くと猪野はコクコクと頷く。
『今はそうでも無くなってきているんだが、昔は呪術師の中でのヒーローの印象は良くなかった。昔の考えを持つ上層部が半分嫌がらせで1級で止められてんだ。』
猪野｢あー…え？あと半分は？｣
『私が上がる気が無い。任務増えるし、階級関係なく特級案件の任務は任せられるしどうでもいい。』
猪野｢かっけぇ…！｣
何処にかっこいい要素があった。
本当におかしな奴だな。
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小紫 - マティーニ様のファンになりました！続きが気になります！更新楽しみに待ってます🥰 (2022年2月9日 2時) (
レス) @page19 id: 68aa4e53df (このIDを非表示/違反報告)
まほろば - マティーニ様ぁぁぁぁ！！！！最高でした！！！ (2022年1月20日 21時) (レス) @page7 id: fe2d5072bb (このIDを非表示/違反報告)
明理(プロフ) - マティーニ様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！マティーニ様マティーニ様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！(訳：面白かったです！語彙が全部マティーニ様になるレベルに面白かったです！！更新頑張ってください！！) (2022年1月20日 16時) (レス) @page7 id: 0be17a4bd3 (このIDを非表示/違反報告)
あき。＃ぷりん(プロフ) - 初コメ失礼します！とても面白かったです！！宿儺様好きなんで、夢主君のキャラがめちゃくちゃ好みです！！！！続き楽しみです！ (2022年1月17日 18時) (レス) id: bff8d73ccb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なーー | 作成日時：2022年1月17日 17時
