Balloon_君と過ごす日々へ_ 3

肺気腫 ページ27

(お久しぶりです！ほんとうにお待たせしましたあああ泣リクエスト順番に返していきますのでもう少しお待ちください、、今回は兄弟シェアハウス設定で肺気腫のお話です！ではでは久しぶりのballoonをお楽しみください 〜！)




Red



『健人兄ちゃん、今時間ある…？』


健 ん、？大丈夫だよ。どした？


『ここの問題がわかんなくて、、』


健 ああ、これか。まず必要な情報を見つけるんだよ。


『これを求めないとできないってこと？』


健 そう、勝利さっすがー！


『ありがとう！健人兄ちゃん！』


健 俺はなんもしてないって笑





今は9月。どんどん大学受験が迫ってきている。

そんなに頭が良いわけではないけど家族のためにも国公立大を目指している俺は現役大学生の健人兄ちゃんや風磨兄ちゃんにこうして分からないことをよく聞くのだ。



風 勝利はすぐ吸収できるんだから大丈夫だろ。


『へへっ、風磨兄ちゃんは最近大学どう？』


風 2年になってやーっと慣れてきたよ


『そっか！健人兄ちゃんは？』


健 お、おれ？別にふつーだよ、！


『ふーん、あ！俺そろそろ勉強戻るね』


風 おう、夕飯になったら呼ぶからな〜


『はあーい、』





受験生は大変だけど兄ちゃんたちだけじゃなくて、弟の聡や葉も支えてくれるから俺は恵まれているとつくづく思う。



しっかり集中して、取り組めているからこそ、このまま頑張るしかないんだろうなぁ。








だけど今日は集中出来なかった。





健人兄ちゃんの動揺した顔と何かを隠すかのような言い回しがどうしても気になってしまって。




長男だからっていつも一人でなんとかしようとしちゃう健人兄ちゃんだからまた大きな荷物を一人で抱え込んでるんじゃないかって、



そうすごく心配になる。

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