【呪術廻戦】このくそったれ呪術界に爆焔を！【男主】

爆裂と思い出 ページ20

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さて、グレーではなく純粋ホワイトカラーの心を持つ青年の灰原が厨二病に少し汚染されて暫く。





「あれ。Aこれは何？」





大分(だいぶ)荷解きが終わったところで、今度は灰原が段ボールから新聞紙で包んであるものを出し、俺に見せた。





「中身を見てもいいぞ。その方が話しが早く進む」





そう俺が言うと、興味津々という感じで新聞紙を外していく灰原。





そして隠されていた中身が明かされると、目から溢れんばかりの光を灯しながら「おぉ〜！！」と声を漏らした。





「呪具……ですね」





「嗚呼、体術を習っていた師匠からの貰い物でな」





雨が降る夜中より暗い黒色の柄と、紅魔族の瞳と同色の鮮やかな紅(あか)い刀身。





短刀なのでそこまで大きくないが、それでも迫力があるというか、見惚れるというか……まぁ、とてもお高い呪具って感じだ。





「この呪具はとても優秀でな。とても気に入っている」










＿＿そして、大切な思い出でもあるんだ。










「「……………」」





俺が呪具を見ながらそう言うと、二人は唖然としたように口をぽかんと開けた。





予想外の反応に、俺は少し戸惑いながら首を傾げる。





「ど、どうしたんだ？ 俺、何か変だったか？」





俺がそう聞いてみると、二人は顔を見合わせて「いやぁ……」となんとも微妙な返しをした後。





「いえ、変とかそういうのではなくて」





「そんな顔するんだなぁって驚いただけ」





そう、真顔で言った。





うん。どういうこと？ 俺どんな顔してたの？？？





＿＿その後。どんな顔をしていたのかしつこく聞いたが教えてくれなかった。南無。





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呪具の名前は募集します。いい案があればコメントして教えてくださいね〜

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