【呪術廻戦】このくそったれ呪術界に爆焔を！【男主】

爆裂と気付き ページ2

・





さて、転生を自覚し10年の月日が流れた。この文章もテンプレと化しているが、しょうがないだろう。気にしていたら負けだ。





そして10年間の間に気付いたことが二つある。一つ目は、ここが呪術廻戦の世界であるということだ。





バッチリ呪霊がいた。そして俺は呪術師の家系だった。いや、家系というより一族というべきか……





「ゆきたん様！ お稽古の時間ですよ」





「えー？ お兄ちゃんと遊びたいー！！」





「そのような者と遊ぶ時間はございません。さ、行きますよ」





二つ目に入る前に突然だが、ここで俺の家族について紹介しておこう。俺には妹がいる。





さっき“ゆきたん”と呼ばれていた黒髪赤目の美幼女が俺の妹だ。ついでに言えば、俺たちの一族は全員、黒髪赤目だ。





「嫌だ嫌だっ！ Aお兄ちゃんと遊ぶのー！！」





「ゆきたん。使用人さん困ってるからワガママ言うな。ほら、行ってこい」





「うぅ……わかった…。いこ、れんれん」





「はい。行きましょうゆきたん様」





そして、名前がおかしい。言っておくが、本名だ。れんれんは、妹専属の使用人である。因みに言っておくと、俺が転生を自覚した時に会った美人は俺の母親で名前は、るんたん…だ。





この独特なネーミングセンスと、黒髪赤目という特徴を俺は前世で見た覚えがある。某小説家になるサイト発の素晴らしい世界のやつだ。





そう、“このすば”である。“このすば”の紅魔族に俺は生まれてしまったのだ。





“このすば”を知らない人はググってもらうとして……何故、呪術廻戦の世界に紅魔族が？ という疑問はこの際置いておく。ツッコミきれない。肝心なのは術式である。





紅魔族の術式はどれも高威力でエグい術式ばかりらしい。紅魔族は、この世界でも戦闘能力だけは凄いようだ。





そして、この世界でもおかしい人種扱いされている。当たり前か、”戦闘で大事なものは格好良さ“とか言ってるもんな、一族全員。俺の妹は大丈夫だろうか。





さて、話しが逸れたが、俺の術式は紅魔族の術式の中でもネタ術式と言われている。そう、”このすば“を読んでる人ならこの時点で…というか、題名の時点で察しただろう。





俺の術式は”爆裂呪術“。この世のありとあらゆる全てを消し飛ばす術式だ。





・

爆裂と決意→←爆裂と転生

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す