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布団に入ってからどれくらい経っただろうが
『(…全然寝れない…)』
ずっと仰向けでいたので体勢をかけようと寝返りをうった
爆「………寝てんのか」
私が動く音を聞いたかっちゃんが話しかけてきた
『寝てなかったんだ、私もさっきまで寝てたから寝れなくて…』
爆「……そうか」
そう言ってかっちゃんは黙ってしまった
『……どうかした？』
爆「………」
『…かっちゃん…？』
私が声をかけると、かっちゃんは起き上がった
爆「そっちいっていいか」
『え？』
爆「…少しだけだ」
うつむいて、静かな声でそういうかっちゃんを拒否することは私にはできなかった
『いいよ』
私がそう言うとゆっくり布団から出て、勢いよく抱きしめてきた
『ｯ！か…かっちゃん？！』
驚いたが、夜なので小声で叫ぶ
しかしかっちゃんは何も言わず私を抱きしめるだけだった
なにかおかしい…
こんなに弱々しいかっちゃんは初めてだった
『…どうしたの…？』
そう言いながら私も背中に腕を回すと、何も言わず抱きしめる力を強めた
するとかっちゃんは私を抱きしめたままゆっくりベッドに倒れ、向かい合った状態になった
かっちゃんの顔がすぐ近くにあるが目は合わない
うつむいて何かを考えているように見えた
いつも私にしてくれているように、かっちゃんの頬に手を添えた
その瞬間、かっちゃんが少し目を見開きこちらを見た
『…どうしたの？』
かっちゃんは頬に添えている私の手を優しく握る
爆「…オールマイト…」
『え？』
オールマイトの名前を聞いた瞬間
私の頭に思い浮かんだのはいつものオールマイトではなく、さっきテレビで見た痩せてしまった姿だった…
爆「……いや…やっぱなんでもねぇ」
かっちゃんが言いたくなさそうだったので、それ以上は聞かなかった
でも、ちゃんと聞いてあげればよかったんだ…
爆「寝るぞ」
『え、でも別々で寝ないと光己さんに…』
爆「いいんだよ」
『怒られても知らないよ…変な気起こさないでねぇ(ﾆﾔ』
私が冗談でからかうと、かっちゃんが私の顎を持ってキスをしてきた
『ｯ！！』
強引なキスのはずなのに、私の心臓は破裂しそうだった
爆「おめぇこそ変な気起こすんじゃねぇぞ(ﾆﾔ」
離れた瞬間、勝ち誇ったような顔をしてそう言われた
『…なｯ！！』
爆「うっせぇ寝るぞ」
そう言うとかっちゃんは目を閉じた
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tcrylove1204(プロフ) - しおらんさん» ありがとうございます(;_;)頑張ります！ (2019年7月29日 11時) (
レス) id: 5833144ff8 (このIDを非表示/違反報告)
しおらん(プロフ) - 凄く面白いです！爆豪との展開も進んで最高です！更新楽しみにしています！ (2019年7月29日 2時) (レス) id: 097333551a (このIDを非表示/違反報告)
tcrylove1204(プロフ) - きいさん» にやけていただけてるなんて(;_;)ありがとうございます！頑張ります！ (2019年7月29日 0時) (レス) id: 5833144ff8 (このIDを非表示/違反報告)
きい(プロフ) - 1から見させてもらってます！これからも更新がんばってください！にやけが止まりませんw (2019年7月25日 20時) (レス) id: 384c8d82d5 (このIDを非表示/違反報告)
tcrylove1204(プロフ) - りささん» 嬉しいコメントありがとうございます(;_;)頑張ります！これからもよろしくおねがいします！ (2019年7月24日 22時) (レス) id: 5833144ff8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちぃ | 作成日時：2019年7月8日 9時
