03 ページ3
.
だけど、私と出久に個性は全然出なかった
なんでだろう…
前、幼稚園の先生が個性は4歳になったら出るって教えてくれた
もうすぐ4歳終わっちゃうよ…
『ママ…Aの個性はいつになったら出るの…？』
何度も何度も同じ質問をした
何回聞いてもママは大丈夫って言うだけ…
今だってご飯を作ってるママに聞いても
マ「そんなに焦らなくても大丈夫よ(ﾆｺ)ママだって個性が出るのはみんなより遅かったのよ？」
『…ほんと？』
マ「ほんとよ！だからそんなに焦らなくていいのよ(ﾆｺ)」
『うん！』
マ「今日はAの好きなハンバーグにするから元気だし…イタっ！」
『ママっ！大丈夫？』
急いでママのいるキッチンに向かった
マ「大丈夫！少し指を切っちゃっただけだから(ﾆｺ」
『(ママ痛そう…
ママが少しでも痛くなくなりますように…)』
そう思って、ママの少し切れてしまった指に口づけをした
パアァァァ
その瞬間、ママの指が優しい光に包まれた
『「？！？」』
マ「A！あなた！個性が！」
『えっ？』
マ「みて！ママの指！あなたが治してくれたのよ！個性で！」
そう言って見せてきた指はきれいに治っていた
マ「すごいじゃない！すごく素敵な個性よ！」
ママはすごく喜んでいた。
『(個性…出たんだ…
嬉しい…
でも…
でも…
敵を倒す個性じゃないと…
ヒーローにはｯ…)』
ヒーローを目指す者として
敵を倒す
かっちゃんと出久と
2人とヒーローになる夢が
個性が出たその日に
叶わなくなった…
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 61人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちぃ(プロフ) - 赤砂晋助さん» 訂正しました！ありがとうございます！ (2019年7月19日 22時) (
レス) id: 409c3c0e9d (このIDを非表示/違反報告)
赤砂晋助(プロフ) - 誤字でかっちゃんがかったゃんになってました (2019年7月6日 22時) (レス) id: 5ddd851753 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちぃ | 作成日時：2019年6月21日 17時
