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ふふ、と笑って彼の腕を枕元へと退ける
力じゃ彼には勝てないけど、案外あっさりと言うことを聞いてくれる
自分の胸を彼の鍛えられた胸板に押し付けるようにして距離を詰め、鼻先が触れるくらいの距離で寸止めする
ちょうどよくアルコールがまわり、気分がいい
面食らったような顔で私を見る勝己をもう少し虐めたくなった
爆｢ッ…｣
寸前の距離を保ったまま先程退けた手を厭らしく握ると
彼の下半身に力が入ったのがわかる
それを煽るように少しだけ腰を揺らしてあげると
熱の篭った吐息を漏らす勝己
自分が受け身なんて普段じゃ絶対に許さい性格だけど
黙って抵抗しないのも、私に敵わないのが分かってるから。
私の個性は魅了
ヒーロー向きな個性ではないが、女優業としてはうってつけ
小悪魔だの、ミステリアスだのいろいろ言われて勝手なレッテルを貼られるけど
こうして大好きな彼を前にすれば全て忘れられる
と言っても、彼には個性を使ったことはないのだけれど。
知ってか知らずか、大人しく言うことを聞く勝己に年上心が擽られる
貴｢ね、どうして欲しい？勝己｣
爆｢………分かってんだろ｣
貴｢言ってくれなきゃ分かんない｣
爆｢ッ……ン…｣
もう一度ゆっくりと腰を前後に揺らすとソコに硬くて熱いものを感じる
そろそろ私も我慢できなくなってきて
彼ののぼせたような赤い顔に微笑みかけて優しくキスを落とす
貴｢今夜は私がたくさん可愛がってあげるね｣
クッと漏れた彼の声をと同時に腰がつき上げられ
勝己は自身の空いた手で私の後頭部を押さえつけ唇を貪る
噛み付くようなキスの合間に
首の後ろで結ばれていたレースのリボンは解かれ
ファスナーが容易に下ろされた
爆｢俺が抱く｣
離れた唇から紡がれた身体の底に響くような低音と共に
視界が逆転する
私の下で欲に悶える勝己も好きだけど
覆うように被さって、勝ち誇ったような顔をする勝己も堪らなく愛おしい
そんなことを想いながら喰い喰われる夜を明かした
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桜羽(プロフ) - 桜木なおさん» コメント誠にありがとうございます。2.3.4とありますのでよろしければ是非、そちらもお読みいただけると幸いです。 (2022年7月28日 22時) (
レス) id: 1960f228ce (このIDを非表示/違反報告)
桜木なお - 面白いです！！！ (2022年7月22日 21時) (レス) @page34 id: ee464fdcd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜羽 | 作成日時：2022年4月17日 16時
