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貴｢妬いてくれたの？｣
爆｢悪ぃかよ……｣
少し恥ずかしそうにそっぽを向いた彼が可愛いくて思わずにやけてしまう
爆｢笑ってんじゃねぇよ｣
右手で口元を抑えながら、ふふっと笑っていれば
また鋭い目がこちらに向いて、ドキッと心臓が跳ねる
爆｢あのモブ野郎ぜってぇお前のこと好きだろ、もう会うな｣
貴｢演技だよ、演技、ふふ｣
爆｢演技だったら、仕事外で鼻の下伸ばして話したりしねぇ｣
帰りのときのこと、見られてたんだ
それで余計に機嫌悪かったのか、と納得する
貴｢ちゃんとお断りしたよ
だって、私にはこんな素敵な彼氏がいるんだもん｣
爆｢誘われてんじゃねぇか｣
不服そうにまた眉間に皺がよるから
それすら愛おしくて気持ちがいっぱいになる
貴｢好きだよ、勝己｣
爆｢ッ…………………………演技だったらブチ犯す｣
貴｢そんなわけないでしょうー｣
ふふっと笑うと勝己くんも少し口角をあげて
触れるだけのキスを落とした
爆｢好きだ｣
どんなにイケメンと称される俳優さんに同じ言葉を言われても、これっぽっちも心は動かないのに
今私の目の前にいる彼に、それを言われるだけで
心臓が止まりそうになる
女優という仕事をしてなかったら、免疫なくて本当に止まっていたかもしれない、と考えていたのは私だけの秘密にしておこう
爆｢けどもう、男と接するような仕事禁止な
一生俺のことしか見んな｣
貴｢えー、それは困るなぁ｣
なんて言いながら、年下彼氏の嫉妬ににやけてしまうのでした
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桜羽(プロフ) - 桜木なおさん» コメント誠にありがとうございます。2.3.4とありますのでよろしければ是非、そちらもお読みいただけると幸いです。 (2022年7月28日 22時) (
レス) id: 1960f228ce (このIDを非表示/違反報告)
桜木なお - 面白いです！！！ (2022年7月22日 21時) (レス) @page34 id: ee464fdcd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜羽 | 作成日時：2022年4月17日 16時
