誕生日 爆豪 side ページ21
爆｢クソ疲れた……｣
自宅の駐車場につき携帯の画面を見れば
Aから連絡が入っていた
｢勝己くんのお誕生日、一緒にお祝いしたいから夕ご飯は食べてこないでね！｣
そう言えば今日は誕生日だった
画面の時計はもうすぐ日付をまたぐ
立て続けに入った緊急要請で最近Aと会うことすら出来ていなかった
爆｢さすがにいねぇか｣
玄関を開けると廊下先のリビングに電気がついている様子はない
疲れきった重い足取りでリビングの戸を開ける
貴｢勝己くん！お誕生日おめでとうー！｣
パーンと鳴ったクラッカーの音ともに電気がつき、目の前にはニコリと笑うAがいた
爆｢……帰ってなかったんか｣
貴｢びっくりした？間に合ってよかった！
サプライズ、成功かな？｣
祝われた俺よりも何故か嬉しそうにするAを何も言わず抱きしめ、その小さな肩に顔を埋める
貴｢勝己くん…？
お仕事、頑張ったね｣
俺の様子を見て何かを察したAはよしよしとでも言うように優しく頭を撫でてきた
いつもだったらガキ扱いすんな、とのけ払う手も、心地よいと思ってしまう俺は相当キてたらしい
爆｢腹減った…｣
貴｢一緒にたべよ、あ、ケーキもあるよ｣
貴｢美味しい？｣
爆｢ん｣
貴｢勝己くんが好きなものいっぱい作ったんだ
一緒に食べれて嬉しい｣
何品もある食卓を見れば、Aがどれだけ俺のためにはりきってくれていたのかがわかる
久々に自宅で食うAのメシは美味かった
貴｢ここは私が片付けるから、勝己くんはゆっくりしてていいよ｣
食器を洗うためにキッチンに立つAの後ろへ回り込んで、包み込むように抱く
爆｢もう遅ぇから泊まってけよ｣
貴｢……もともと…そのつもりで来てた｣
小さな声でそう言うAの耳は真っ赤で
その愛おしさに耐えかね、赤くなった耳を口に含む
貴｢んッ……勝己くん…片付けしてるから｣
甘い声を漏らすAに欲が掻き立てられる
爆｢我慢できねェ｣
Aが食器を離したと同時に自分の方へくるりと向きを変えさせ、その腕を自身の首へ巻き付けさせる
深くしていくキスにAは苦しそうに吐息を漏らす
貴｢ん…ッ勝、己くん…｣
唇を離すと蕩けた顔でAは俺の名前を呼んだ
その表情に、声に、欲 情しAを抱き上げベッドへ運ぶ
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桜羽(プロフ) - 桜木なおさん» コメント誠にありがとうございます。2.3.4とありますのでよろしければ是非、そちらもお読みいただけると幸いです。 (2022年7月28日 22時) (
レス) id: 1960f228ce (このIDを非表示/違反報告)
桜木なお - 面白いです！！！ (2022年7月22日 21時) (レス) @page34 id: ee464fdcd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜羽 | 作成日時：2022年4月17日 16時
