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貴｢んッ……勝己くん…片付けしてるから｣
爆｢我慢できねェ｣
勝己くんは私の耳を口に含み生暖かい舌がゆっくりと沿う
その快感に思わず声が出てしまう
私を勝己くんの方へ向かせるなり深いキスが降りそそぐ
貴｢ん…ッ勝、己くん…｣
唇が離れてようやく酸素を吸い、彼の名前を呼ぶと
赤く揺れた瞳が私を掴み、そのままベッドへ連れていかれた
爆｢可愛い下着付けてんじゃねぇか｣
貴｢今日…勝己くんの誕生日だから…喜んでもらいたくて…｣
ニヤリと笑う勝己くんがとても色っぽくて
恥ずかしくなり、腕で顔を隠すと
その手を引かれ、さっきよりも激しいキスをする
貴｢も…、無理…ッ｣
爆｢足んねぇ｣
その日はいつもよりもすごく激しくて何度も何度も求められた
貴｢勝己くん……｣
爆｢あ？｣
ベッドの上で横たわり私を抱きしめてくれている勝己くんに顔を上げ、改めて伝える
貴｢お誕生日おめでとう
大好きだよ｣
爆｢……ありがとな｣
優しく笑った勝己くんは私の額にそっとキスをした
爆｢わりぃな
ずっと時間取れなくて｣
貴｢ううん、いつも私たちのためにありがとう
ヒーローの勝己くんも、今、目の前にいる勝己くんも、大好き｣
ヒーローと一般市民
やっぱり住む世界は少し違い、お互い生活が噛み合わないこともあって、会えない日が続くと寂しいのは本当だけど
でも、勝己くんのヒーローとして活躍する姿が大好きだった
ぶっきらぼうなところもあるけれど
苦しい時、大変な時に絶対に助けてくれる、そんな優しい彼が好きだ
勝己くんの側にずっといたい。
爆｢A、ここに住め｣
貴｢へ、？｣
まるで私の声が聞こえていたかのようにそう言った勝己くんに間抜けな声を出してしまった
爆｢こういう日に、帰ってきてお前がいねーとキツい｣
貴｢っ勝己くん｣
こんなの、私の方が誕生日みたいだ
ぎゅっと抱きつくと勝己くんは優しく抱きしめ返してくれる
その温もりが愛おしい
爆｢愛してる｣
生まれてきてくれて、私を選んでくれてありがとう
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桜羽(プロフ) - 桜木なおさん» コメント誠にありがとうございます。2.3.4とありますのでよろしければ是非、そちらもお読みいただけると幸いです。 (2022年7月28日 22時) (
レス) id: 1960f228ce (このIDを非表示/違反報告)
桜木なお - 面白いです！！！ (2022年7月22日 21時) (レス) @page34 id: ee464fdcd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜羽 | 作成日時：2022年4月17日 16時
