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一日空いて、いつも通りに勝己くんの元へ行くと
｢ンで昨日来なかった｣と、ここ最近毎日来ていたからか
不服そうに言った
貴｢昨日はどうしても用事があって、ごめんね
あ、まさか私に会いたくなっちゃってた？｣
なんて冗談交じりに言うと
爆｢悪ィか｣
って真剣に言うもんだから、動揺してしまう
｢嬉しい｣とだけ返して持ってきたリンゴを剥き始めた
気を紛らわそうとリンゴをうさぎ型に剥いていると
包丁を滑らせ指を切った
貴｢いてっ｣
その声に反応してテレビを見ていた勝己くんの視線が私に向く
爆｢…………ふっ｣
切れた指先から血が流れないように口に含んでいると
その姿を見て一瞬固まった勝己くんは、これまでにないくらい柔らかい笑顔で笑った
貴｢人が怪我したっていうのに笑うなんて
それでもヒーローですか〜｣
少し嫌みたしく言ってやろうとするものの
その笑顔が嬉しくって、こっちまで微笑んでしまう
爆｢ったく相変わらずAは料理下手くそだな｣
貴｢はいはい、勝己くんには言われ慣れ…て、｣
爆｢料理下手がトリガーとか感動のへったくれもねェな｣
貴｢勝、己くん……？｣
爆｢あぁ、ただいま
A｣
そう言って手を広げる勝己くんの元へ飛び込んだ
久しぶりの彼の感触に、涙が止まらない
めいっぱいの｢おかえり｣を返すと
優しくて大きい彼の手が私を包み込む
顔を見上げて勝己くんを見ると
爆｢ぶっさいくなツラ｣
と笑って、私の頬を伝う涙をそっと拭い
愛おしそうな顔をして私にキスをした
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桜羽(プロフ) - 桜木なおさん» コメント誠にありがとうございます。2.3.4とありますのでよろしければ是非、そちらもお読みいただけると幸いです。 (2022年7月28日 22時) (
レス) id: 1960f228ce (このIDを非表示/違反報告)
桜木なお - 面白いです！！！ (2022年7月22日 21時) (レス) @page34 id: ee464fdcd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜羽 | 作成日時：2022年4月17日 16時
