カフェ ページ25
「ねぇ爆豪！」
「あ？ンだ黒目」
「うっわすっごい目付き……じゃなくて！！
今切島達と話してたんだけど、放課後に学校のすぐ近くにできた猫カフェ、行かない？」
「はぁ？」
と黒目に誘われやって来た猫カフェ。
は？なんで居るんだ、だぁ？
俺が何で好き好んで来なきゃなんねぇんだ。
無理やりに決まってんだろうが。
寮に帰りゃAが待ってるっつーのに、黒目のやつが…。
「あそこに行くと猫ちゃんに大人気の料理を教えてくれるんだって！！」
とか何とか抜かすから、来てやっただけだ。
そんなに美味ぇならAに作ってやろうと思っただけだ。それだけだ。
「ニャーン！」
「ミュウ？」ｺﾞﾛｺﾞﾛ
「かっわいぃ〜〜！！」
「色んな猫が居るんだなぁ」
「フシャーーー！！」
「うわっ！引っ掻かれた！」
黒目やクソ髪が寄ってくる猫に、声のトーンを高くする。
アホ面に関しては、近寄っただけで引っ掻かれてた。
ざまぁみろ。
つーかAの方が、何千倍も可愛いだろうが。
Aの方が愛想があって、毛並みも綺麗だろうが。
テメェらの目は節穴か。
「おい黒目、テメェの言ってた料理ってどれだ」
「んぇ？あーあれね！店員さんに聞いてみて！」
俺にそう言い放って、目の前の黒猫と戯れだした黒目。
ぶっ殺すぞ黒目！！
仕方なく俺は席を立ち、店員がいる方へと向かった。
「いらっしゃいませー」
「……猫に人気の料理があるって聞いてきたンすけど」
「あっはい！御座いますよ？猫ちゃん飼ってらっしゃるんですか？」
「………ッス」
「だとしたら、とっても幸せものな猫ちゃんですね！こんなにご主人に大切にして貰えて！」
当たり前だろうが。
家族を大事にしねぇ奴がどこにいんだよ。
「作り方はこちらになります！」
「…………あざっす」
店員から紙を受け取り、そのまま店内を後にする。
作り方を書いてある紙を貰った時点で、俺があの店に居る理由はなくなってんだよ。
さて、帰ったらAに作ってやるか。
店に寄ったせいで、いつもより帰りが遅くなっちまってるから、きっと寂しがってんだろ。
だからその分、ちゃんと甘やかしてやんねぇとな。
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しぐ - かわ (9月29日 22時) (
レス) @page39 id: daa8a87cdb (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - めっちゃおもろい もうなんか、めっちゃ好き！ (9月4日 9時) (レス) @page39 id: 6e3a47796c (このIDを非表示/違反報告)
真白 - 猫ちゃんかわいい(*≧з≦)❤ (2023年2月24日 22時) (レス) @page39 id: 1bd364c53c (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 好きですっ！！！ (2023年1月16日 18時) (レス) @page39 id: 090773d13c (このIDを非表示/違反報告)
しろごま - 猫大好き人間です！ほんとの猫もこんなこと思っているのかな〜と思いました！更新頑張って下さい！ (2022年9月17日 19時) (レス) @page39 id: 4dc97dea49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：苺大福 | 作成日時：2018年12月5日 13時
